ゴールデンカムイは明治末期の北海道・樺太を舞台に、
約8億円相当(2015年時点の価格)の埋蔵された金塊の在りかを
探していくサバイバルバトル漫画です。
この物語の主人公、杉元佐一は元陸軍兵で、日露戦争の死地から生還し、
北海道の山奥で一攫千金を狙い砂金採りをしています。
そこにある男がやってきて大量の金塊が北海道のどこかに埋蔵されている
という話を杉元にします。
その直後、杉元は山で冬眠明けのヒグマに襲われそうになり、
絶体絶命のところをアイヌの少女アシㇼパに助けられます。
杉元はアシㇼパと出会い、ともに過ごしていくなかで、
アイヌの狩猟や食事、文化を学んでいきます。
この物語は、埋蔵された金塊を手に入れようとするさまざまな人間が
杉元たちの前に現れ、杉元たちの行く手をさえぎり、裏切り、傷つけ合い、
殺し合いながらストーリーは進みます。
明治末期の頃の北海道の開拓や、戦争、ロシアとの関係、
先住民アイヌの暮らしやアイヌと和人(本州から渡ってきた日本人)
との関わりなどが描かれています。
一度読み始めるとこの作品の世界にどんどん引き込まれていき、
物語もテンポよく進んでいくので読み進める手が止まらなくなって
しまうでしょう。
この時代の北海道の歴史や、アイヌの文化に興味がある方、そうでない方でも
かなりおもしろい作品となってますので、是非読んでみてください。
\ゴールデンカムイを無料で読むなら/
目次
ゴールデンカムイの作者は「野田サトル」先生
野田サトル先生は北海道北広島市出身ですが、
「作品と作者は切り離して考えるべき」という方針からそれ以外の
詳しいご本人の情報は非公表となっています。
野田先生は2003年別冊ヤングマガジンに掲載の読切「恭子さんの凶という今日」
でデビューされました。
2006年には読切「ゴーリーは前しか向かない」で
第54回ちばてつや賞ヤング部門大賞を受賞します。
2014年から週刊ヤングジャンプで「ゴールデンカムイ」を現在も連載中です。
ゴールデンカムイは2016年にマンガ大賞を受賞、
2018年には第22回手塚治虫文化賞マンガ大賞も受賞し、
既刊コミックス1~24巻のシリーズ累計1500万部を突破した
大ヒット漫画です。
他に代表作として、アイスホッケー漫画「スピナマラダ!」は
2011~2012年まで週刊ヤングジャンプで連載されていたが、
読者からの反応がなかったため連載を終了しコミックス全6巻で
完結となりました。
ゴールデンカムイの口コミは?
テレビアニメも大ヒットのゴールデンカムイの口コミを調査してみました。
今回のコラボがご縁でゴールデンカムイ読ませていただいてますが絵も綺麗でおもしろい!
アクションものだけどグルメ漫画のような味わいもあっていろんな要素が詰まった良い作品を教えてもらえたなーと感謝です— まとみ (@matomiyasan) March 15, 2021
コラボきっかけにゴールデンカムイ一気読みしたんだけど、めっちゃおもしろいな〜〜食事シーン毎回最高すぎ
— riri (@tigerlily_7011) March 14, 2021
ゴールデンカムイの原作、まじでおもしろくないところがないからすごい中弛みがまったくない最初から最後までずっとおもしろいからみんな読むべき…
— しいちゃん (@s_strawberry3) December 21, 2020
ゴールデンカムイ 登場人物紹介
杉元佐一(すぎもとさいち)
この物語の主人公。
元大日本帝国陸軍一等卒、元第一師団特別支援隊隊員。
軍帽にマフラー、たて横についた顔の傷痕が特徴の20代前半の青年。
鬼神のような戦闘力と生きるということに対するすさまじい執念、
医師が見放すほどの重篤な負傷でも、翌日には戦地を駆け回るほどの
驚異的な回復力から「不死身の杉元」という異名をもつ。
敵でない相手には穏やかで優しく情にも厚いが、一方で敵対する相手には
躊躇なく前兆なく殺戮を行う残忍さの二面性を併せ持っています。
普段は茶目っ気もあり礼儀正しく、ヒグマに襲われそうになったところを
助けてもらったアイヌの少女アシㇼパには、「アシㇼパさん」と呼び
敬意を払っています。
漫画において主人公ってつまんないキャラになりがちだと思うんですけどゴールデンカムイの杉元佐一はほんと魅力的。めちゃくちゃいいやつだけど一瞬で殺スイッチが入るし、まじで不死身なんちゃうかてくらい強いし、脳味噌食べるのは毎回嫌がる
— 伊能昌幸 (@inou_masayuki) February 17, 2021
アシㇼパ(あしㇼぱ)
この物語のヒロイン。
山でヒグマに襲われそうになっていた杉元を持ち前の技術と機転で
救ったことからお互いを知ることになります。
杉元とアシㇼパは目的は違うが金塊を探す必要があったため
行動を共にすることになります。
アシㇼパは10代前半のアイヌの少女。
アシㇼパの母親はアシㇼパを産んですぐに亡くなり、幼少期は
父の狩猟に同行し、野山を駆け回っていました。
そのためアシㇼパは弓矢の名手となり、狩猟の腕も高く北海道の気候や
動植物、アイヌの文化・風習・料理に精通していて、杉元や他の同行者にも
その知識を教えます。
年齢でいうとまだ子供だが、とても賢く大胆な性格で、ヒグマや大人に対しても
物怖じしない冷静さも併せ持っています。
ゴールデンカムイ推しはアシㇼパ
— しーちゃん▷ (@ki_ta_29) March 10, 2021
白石由竹(しらいしよしたけ)
強盗と度重なる脱獄で収監されている入れ墨の囚人の1人で、
坊主頭に長いもみあげが特徴。
白石は「脱獄王」の通称をもち、関節を自在に脱臼させて
狭い隙間を出入りできる人間離れした身体能力の持ち主。
また、脱獄のための周到な小細工を作り体の中に隠し持つ器用さも
併せ持っています。
杉元とアシㇼパが入れ墨の囚人たちを捕まえるために山のあちこちに
罠を仕掛けたところ、白石はその罠にかかり杉元たちに捕えられます。
しかし脱獄王の能力を発揮し、白石はその場から逃げ出すも、
追いかける杉元と共にまさかの真冬の川に落下してしまいます。
凍死寸前の状況で火をおこす手段がない中、白石は隠し持っていた実包を
提供することと引き換えに解放されるのです。
その後、小樽の師団兵舎に監禁された杉元をアシㇼパとともに
金塊の分け前をもらうことを条件に助け出す協力をします。
これ以降、白石は杉元らと行動を共にすることになります。
ゴールデンカムイ、白石が一番好き。なんだかんだいって裏切らないし優秀で面白い
— さめまろ???? (@S_hark_R) March 16, 2021
鶴見篤四郎(つるみとくしろう)
反逆の情報将校というキャッチフレーズをもつ、
歩兵第27聯隊所属の小隊長で情報将校。
両目の周りの皮膚が剥け、常にホーロー製の額当を装着している
異様な姿の男です。
埋蔵された金塊を狙う第七師団の主導者であり、
杉元らとは敵対関係にあります。
日露戦争で頭部に砲弾の破片が直撃し、頭蓋骨前面の欠損と前頭葉の一部を
損傷する大けがを負い額当てを装着することになります。
感情がたかぶると何らかの体液が額から漏れ出る体質に加え、
残忍な行動が目立ち、頭に血が上りやすい。
またしてもそのまま寝てようやく本誌読んだ…。鶴見、アシリパさんにあそこまで追い詰めるの酷過ぎ!!もうやめてあげて!! #ゴールデンカムイ #今週のYJ
— URI@今年もよろしくお願いします (@uriuri_kamuy) March 10, 2021
今日は無事にゴールデンカムイのタイトル回収を読めたので幸せです。
鶴見中尉の見開きをポスターにしたい…— 白鶴 (@69Inc) March 11, 2021
\ゴールデンカムイを無料で読むなら/
ゴールデンカムイのあらすじ
引用サイト:Amazon |
|
明治末期の北海道が舞台で、金塊をめぐるサバイバルバトルが繰り広げられる!
日露戦争や北海道開拓、屯田兵、網走監獄などが作品に盛り込まれ、特に北海道の先住民アイヌの文化や生活、食事や狩猟などが詳しく描かれています。 漫画大賞2016や第22回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」を受賞した実績をもつ、今注目のマンガです! |
舞台は明治末期・日露戦争終結後の北海道
元陸軍兵の杉元佐一は日露戦争の死地から生還してすぐの冬、
北海道の小樽の山奥で砂金を探しています。
関東の農村出身の杉元は、地元に秘かに思いを寄せていた女性・梅子の
眼病の治療費がすぐにでも必要なのです。
そこで杉元は北海道で砂金が採れると聞き一攫千金を狙い北海道へ
渡ったのです。
ひこ梅子の夫寅次(とらじ)は杉元の幼馴染で親友だったが日露戦争で戦死してしまい、寅次に梅子を頼むと言われ、とにかく杉元はお金が必要っだたのです。
杉元が山奥の川で砂金探しをしていると、度々同じ男が杉元に声をかけます。
もう何度か会って話をしているのでしょう、必死に砂金を探す杉元にその男は、
この辺の砂金はもう採りつくされてなくなってしまったと話します。
それでもすぐにでも金が必要だという杉元に、男は酔っぱらった勢いで
こんな話をします。
アイヌの人々が秘かに集めていた金塊(約75キロ・約8億円)を
誰かがアイヌの人々を殺害して奪い取り、その金塊を北海道のどこかに
隠したと。
金塊を奪った男はその金塊を隠し、その在りかを誰にも伝える
余裕もないほど必死で逃げ回っていたのでしょう。
しかしついに捕まってしまい、男は死刑囚となり網走監獄へ
投獄されてしまいます。
死刑囚となった男は、金塊の在りかをどうしても外にいる誰かに伝える必要が
あったのか、同房になった囚人たちの体に埋蔵金の在りかの暗号をしるした
入れ墨を彫ったそう。
その入れ墨は彫られた人全員で1つの暗号となるため、脱獄に成功したら
金塊の分け前をやるという条件で全員に脱獄するよう指示をします。
埋蔵金は軍や警察も狙っており、入れ墨の囚人たちの噂話は
軍や警察たちの耳にも入っていました。
そのため一部の屯田兵が、囚人たちを移送すると言って強引に連れ出し、
入れ墨の囚人たちを囲って暗号を解こうとします。
外に出されたことが絶交のチャンスだった囚人たちは、護衛兵たちを
全員殺害してそのまま森へ逃げ、脱獄に成功したのでした。
その入れ墨の囚人たちはまだ誰も捕まっていないし埋蔵金もどうなったかは
わからないと言い、杉元と話していた酔っぱらいの男は眠ってしまいます。
杉元はその話をいつものホラ話だろうと信じず、
杉元もうたた寝をしてしまいます。
夢を見ていた杉元がハッと目が覚めた瞬間、その男は
「しゃべりすぎた」
と言い、杉元は男に銃を突き付けられてしまいます。
杉元は男の隙を狙い殴りつけ、銃を奪い返し脅すと、
男はその場から逃げ出してしまいました。
ひこ男が杉元に銃を突きつけるところには少しドキっとしましたが、めっちゃ弱くてちょっとおもしろいです。
杉元は男の話はホラ話だろうと全く信じていなかったのに、
急に本当なのかもしれないと現実味を帯び両手が震え出します。
このままあの男を放っておくと自分が殺されるかもしれない。
やられる前にやらねば、と考え男を探しに行きます。
するとその男は土に埋められていて、それを見付けた杉元は
男を引っ張り上げます。
なんと男ははらわたをえぐり取られて死んでいたのです。
ひこヒグマは食べきれない自分の獲物の残りは土に埋める習性があり、その埋められた獲物は自分の物だというしるしだそう。
そこにはヒグマの足跡があり、男はヒグマにやられたのだと気付くのですが、
杉元は男の服がまくりあがった拍子に男の体に入った入れ墨を見てしまいます。
さっき男が話していた、入れ墨の囚人の1人はなんとこの男だったのです。
アイヌの少女 アシㇼパが杉元を救う
杉元はヒグマが戻ってくる前に男を別の場所に移動させようとしていると、
木に登っている子熊を発見します。
その直後、突然母熊が杉元に襲い掛かってきたのです。
杉元は絶体絶命のところを、アイヌの少女アシㇼパが毒矢でヒグマを仕留め、
杉元はアシㇼパに助けられるのでした。
ひこアイヌ民族の毒矢にはトリカブトの根やアカエイの毒針を混ぜたものなど、その効力は強く、毒の種類は各家によって異なります。
杉元が背負っている男はその母熊にやられたと杉元は話すが、
アシㇼパはアイヌのヒグマに対する知識から
その男は別のヒグマにやられたはずだと話します。
ひこ冬眠明けのヒグマの胃は縮んでいるので、冬ごもりの穴から出てすぐは何も食べないのです。
アシㇼパはやっかいなヒグマがまだこの近くにいて、またすぐに戻ってくる
はずだから杉元にその男は置いてここから離れるように忠告します。
しかし杉元はどうしてもこの男を置いていけないと言い、
その理由をアシㇼパに話します。
杉元は酔っぱらいの男から聞いた話を自分もまだ半信半疑なのだが
アシㇼパに全て話したのです。
するとアシㇼパは、なんとその話を信じると言います。
その理由は殺害されたアイヌの人々の1人は自分の父親だからだと言うのです。
そしてアシㇼパは、男に彫られた入れ墨を見るとあることに気付きます。
それは、この入れ墨の彫り方は囚人たちを殺してその人皮を剥がして
初めて暗号がつながるということ。
つまり、始めから金塊を奪い取った男は脱獄させた入れ墨の囚人たちに分け前を
与えるつもりなどなかったのです。
ひこアシㇼパがそれに気付いたのは、熊や鹿を解体するとき、毛皮を剥ぐために切り込みを入れる線と同じ位置で切るように、入れ墨が彫られていたからです。
そうこうしていると思ったよりも早くヒグマが戻ってきてしまい、
杉元は素手で闘おうとしますがかなうはずがありません。
離れたところにいたアシㇼパは杉元に指示をしながら自分は毒矢で
ヒグマを狙おうとするも外してしまいます。
不死身の杉元はその異名通り、死にもの狂いでヒグマと闘い、
ヒグマとの死闘にも勝つのでした。
ひこヒグマ相手に生身の人間が丸腰で戦うなんて考えられませんが、杉元の殺スイッチが入り、ヒグマを倒してしまう場面はかっこいいですね。
一緒に金塊を見付けよう
仕留めたヒグマの後始末をしながら、杉元はアシㇼパに自分と組んで
元々はアシㇼパたちアイヌの人々のものだった金塊を一緒に探そう
と持ち掛けます。
隠された金塊を見つけ出すことが、殺害されたアシㇼパの父親の敵討ちになる
と説得するのです。
そして、杉元は金塊が見つかったら分け前を少しほしいと言います。
杉元は手を汚すことは自分がするから、アシㇼパは知恵と知識を貸してほしい
と役割分担の話をし、アシㇼパはそれを了承します。
杉元とアシㇼパ、金塊を探す目的は違えど、どちらもそれを探す必要がある
ということが明らかになり、2人は手を組んで金塊を探す旅に出ます。
まずは森へ逃げていった入れ墨の囚人たちを探して、金塊の在りかを示す
入れ墨の暗号を解かなければなりません。
ここから始まる金塊をめぐるサバイバルバトル、
2人の行く末は果たしてどうなるのか!?
\ゴールデンカムイを無料で読むなら/
コメントを残す