プログラマーの需要が高まり、プログラマーの仕事に興味を持ち始めた学生も多いと思います。
ですが、新卒プログラマーはどのくらいのレベルがあったらいいのか気になりませんか?
結論から申し上げますと、「ある程度のプログラミングスキルは求められる」です。
これを聞いてびっくりされた方もいるのではないでしょうか?
次の章で説明しますが、スキルがないと現場の足手まといになってしまいます。
すると、「どのくらいのスキルがあればいいか」という疑問が残ります。
その答えは、「基本的なプログラミングの知識」です。
会社に入って「プログラミングの作り方が分からないんですけど」となると、
基本的なプログラミングを教えることになりますが、それだけ時間をロスしてしまいます。
会社に入る前までには基本的なプログラミングの知識を頭に入れておいた方がいいことは分かりました。
では、どのように学習をしたらいいか迷いますよね。
今回は、就職する前にできるプログラミングの勉強方法やプログラマーとして取っておきたい資格について紹介します。
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目次
なぜ新卒でスキルが求められるのか?
他業種ですと、企業への志望の高さや熱意、人柄を見られることが多いですが、そういう場合は入社してから専門的な知識を教えることが多いです。
ですが、ゲームプログラマーとなると、そういうわけにはいきません。
というのも、新卒の社員には即戦力で仕事をしてもらう必要があるからです。
ゲームを作る会社はだいたいが中小企業で、中小企業はゲームを作る資金が多くなければ、人手不足の傾向にあります。
そうなると、新卒の社員に一からプログラミングを教えて、ゆくゆく現場でゲームを作れるゲームプログラマーに育てよう、なんて言っている場合ではないのです。
一部で研修期間を設ける企業もあるようですが、大体は新卒の社員に即戦力で働いてほしいと願う企業ばかりです。
以上の理由から、新卒でも最低限のプログラミングのスキルが求められるということになります。
就職に有利になる要素3選
ここからは、就職に有利になる要素3選を紹介します。
プログラミング言語を学んでおく
1つ目は、当然ながらプログラミング言語を学んでおくことです。
ゲームに関するプログラミング言語は多岐に渡ります。
有名なところで言うとC言語やC++、C#、Java、Swift、Rubyなどでしょうか。
自分が就職する会社が主に作っているゲームから、学んでおいた方がよいプログラミング言語を探すと効率よく勉強ができます。
プログラミングの勉強方法
プログラミングの勉強方法は、以下の4つがあります。
- 大学で学ぶ
- 専門学校で学ぶ
- プログラミングスクールで学ぶ
- 独学で学ぶ
1.大学で学ぶ
1つ目は大学で学ぶ選択肢です。
主に情報工学科、情報科学科、情報システム学科などで学ぶことができます。
詳細は、大学のホームページやオープンキャンパスなどで確認しましょう。
- ITなどプログラミング以外の知識を学べる
- 進級がかかっていたり仲間がいたりするため、挫折しにくい
- 学生生活が楽しめる
- 高卒に比べて基本給が比較的高い
- プログラミング以外の知識も学ぶので、キャリアチェンジが効く
- 高額な費用(400~700万円ほど)
- 広範囲で勉強をするため、プログラミングに特化していない
2.専門学校で学ぶ
2つ目は専門学校で学ぶ選択肢です。
プログラミングやエンジニアなど、特化して学べることが特徴です。
- 学びたいことに特化して学べる
- 大学より短い2年間で学べる
- 大学に比べて学費が安い
- コネクションがあるため、就職がスムーズに進む
- 高卒扱いになるので、学歴重視の企業に採用されにくい
- 専門で学ぶため、異業種への就職が難しい
3.プログラミングスクールで学ぶ
3つ目はプログラミングスクールで学ぶ選択肢です。
最近では、プログラミングスクールに通う人が増えています。
プログラマーになりたいと思っても、勉強する時間がない…という人が通う傾向にあります。
- プログラミング中心の勉強で、専門的に学べる環境が備わっている
- 3~6か月と学習時間が超短期間
- 費用負担が軽い(40万円ほど)
- 就職保証など、様々なサポートがある
- 講師や同じ志を目指す仲間がいるため、最後までやり抜けることができる
- 講師になんでも聞けてしまうので、自発的に学ぶ能力がつきにくい
- 同じスクール出身だと、差別化を図りにくい
- 短期間で濃厚な勉強をするため、勉強時間の確保が大変である
4.独学
4つ目は独学で学ぶ選択肢です。
独学と言っても、本を読んで勉強するだけではなく、オンライン学習サービスを使う方法もあります。
- 参考書が2,000円ほどと、学習費用が断トツ安い
- 参考書やネットから勉強できるため、始めやすい
- 自分のペースで勉強ができる
- 自発的に学ぶ力を鍛えられる
- 難しい分野の勉強のため、挫折しやすい
- 学習ペースを自分で決めなければならない
以上紹介していきました。
ここで簡単に、状況別オススメの勉強方法を私なりに紹介します。
- 高校生の人は学歴がつくので「大学」
- プログラマーになる夢が揺らがない人は「専門学校」
- プログラマーになる熱量が高い社会人は「プログラミングスクール」
- お金に余裕がない人は「独学」をしながら、「プログラミングスクール」の学費を稼ぐ
自分に合った勉強方法を模索してくださいね。
実際にゲームを作ってみる
2つ目は実際にゲームを作ってみることです。
会社に特別なアピール方法をするのであれば、自分でゲームを作ってみて、それをポートフォリオとして提出する方法もあります。
一部では、ポートフォリオの提出義務がある企業もあるようです。
企業はそのポートフォリオを見て、あなたのスキルや実力を図ることができます。
ポートフォリオとして提出するゲームは、独創性や面白さは気にする必要はありません。
注意する点は以下の通りです。
- あなたのスキルが、企業のゲーム開発に役に立ってくれるか
- プログラムの基礎ができているか
- バグなどがあった場合に、仕様変更がしやすいようなコードになっているか
以上について、できる限り気を付けて作成するようにしましょう。
企業に提出するポートフォリオになるほかにも、実際のゲーム作りを体験できるので、会社でゲームを作るイメージも沸くと思います。
資格を取る
3つ目は資格を取ることです。
ポートフォリオの他にも、資格を保有していることであなたのスキルを証明することができます。
ゲームプログラマーという職業には資格は必要ありませんが、現場で役に立つ+αのスキルがあれば重宝されることでしょう。
スキルを証明するだけでなく、自ら進んで勉強ができる人という印象を与えることができます。
以下は、ゲームプログラマーに役に立つ資格です。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- TOEIC
基本情報技術者試験
1つ目は、基本情報技術者試験です。
これは、IT業界で働くための基礎知識を試される試験です。
現場で働くために必要な知識を学べるので、取得をおすすめする資格の一つです。
応用情報技術者試験
2つ目は、応用情報技術者試験です。
これは、IT技術の最難関と言われる知識を学べる試験です。
幅広い知識を使って仕事で活躍することは間違いありません。
TOEIC
3つ目は、TOEICです。
TOEICとは、英語によるコミュニケーションを学べる試験です。
なぜ英語がプログラマーで役に立つのかというと、プログラミング言語は英語圏発祥であることが多いからです。
どういうことかというと、英語がある程度できれば、英文で書かれたプログラミングの参考書で勉強が可能です。
そうすると、プログラミング言語をスムーズに学習することができるようになります。
また、英語圏で働くのにも有利なので、取っておいて損はありません。
企業からほしいと思われるゲームプログラマーになろう
以上、新卒プログラマーが+αでしておけば、現場で重宝される人材になれる方法について紹介しました。
プログラマーはその需要の高さゆえ飽和状態になることはこの先しばらくないと予想されています。
ですが、自分の入りたい会社に就職するために以上のような努力を惜しまず行いたいものですね。
周りと差をつけて、重宝されるプログラマーを目指して頑張ってください。
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