職業の適性というものは、
昔から重要視されていますよね。
自分の性格や夢などを鑑みて、
やりたい仕事を見つけるという手法は
就活や転職を行った人なら、だれでも一度は
行ったことでしょう。
けれども、
憧れていた職業が
やってみたら自分が思っていたものとは
全く違ったもので、実は向いていなかったと
いうことしばしばあるものです。
特にゲームが趣味という方々なら、
一度はゲーム開発に携わってみたいと
思ったことはないでしょうか。
しかしゲームをただプレイするよりも、
ゲームを開発する現場は、
ずっとシビアで大変なものです。
今回は、多くのゲーム開発で関わる
ゲームプログラマーに向いていない人の特徴
をまとめました。
もしかしたら自分が思っているより、
仕事というよりも性格的な部分で
ゲームプログラマーはつらい、
と感じてしまうかもしれません。
それらをわずかでも修正し、
適性を上げるためにはどうしたらよいかを
調べました。
ゲームの開発現場で働いてみたいと
考えている方が、
「思っていたのと違う!」という
ギャップを少しでも埋めるきっかけになれば
幸いです。
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目次
ゲームプログラマーとは
ゲームプログラマーは、
ゲームクリエイターなどが作成した
仕様書に沿って、ゲームを実際に
プレイできるよう
プログラミングする人のことです。
キャラクターを動かしたり、
効果音や音楽を流したり、
ゲームシステムを構築したりなど、
その仕事は多岐にわたります。
昨今のゲームは大規模開発されるものも
多いため、1本のゲームのプログラムに
10人〜50人、なかには100人近くもの
プログラマーがかかわることもあります。
ゲームプログラマーに向いていない人の5つの特徴
では、実際どのような人が向いていないと
されているでしょうか。
ゲームプログラマーに向いていない人の特徴は
以下の5つです。
- 論理的思考ができない人
- 人と接するのが苦手な人
- 常に勉強し続けるのがつらい人
- 分析が苦手な人
- 地道な作業が苦痛の人
論理的思考ができない人
論理的思考とは
物事の道筋を立てて考え、
一貫して説明ができるという能力のこと
を言います。
直感やひらめきだけに頼らず、
根拠に基づいて考えることができる方は、
論理的思考力が高いと言えます。
プログラムには必ず原因と結果が出ます。
プログラムに何かしらの不調がおこった際に、
その原因はなにか、
どこで不調が起こっているのか、
結果なにを直せばよいのかを順序だてて
解決策を導けるような考え方をしなければいけません。
数学や理数系の考え方ですね!
人と接するのが苦手な人
ゲームに限らず、プログラマーと言えば
一人でパソコンに向かって
黙々と作業しているイメージがありますよね。
たしかにゲームプログラマーにも、
コードの作成やデバック業務といった、
長時間にわたってパソコンと向かい合う作業
も多くあるため、間違いではありません。
ですが、実際はその限りではなく、
ゲーム開発はチームで行うため、
コミュニケーション能力が欠かせません。
上記でも言ったように昨今のゲーム開発は、
多くのプログラマーを抱える傾向があります。
より高画質にするものであったり、
よりよい操作性などを求めて、
作業を細分化したチームに分かれて
仕事を行うのです。
そのうえ、
進捗状況やゲームの方向性を決める
チーフやプロデューサー、または
ディレクターやデザイナーといった、
さまざまな分野の部署と親密に連携を
取りながら開発を行います。
ですので、意外にも
人と接する機会が多いのです。
人と接するのが苦手な内向的な人は、
もしかしたら辛い状況になってしまうかもしれません。
常に勉強し続けるのがつらい人
プログラマーとして仕事を取り続ける、
という意味でも、勉強をおろそかにすることができません。
専門用語などはもちろんのこと、
業界の最先端流行もある程度把握しておかなければ、
すぐにユーザーの希望に応えられなくなってしまう恐れがあります。
プログラミング業界の発展は目覚ましく、
常に新しい技術や言語が生まれます。
流行っていたはずのコードが、
実は時代遅れのものだったなんてことも。
プログラミングの世界では、
即戦力が求められているため、
新しいものにすぐ反応できるように
常に情報を仕入れて、知見を広げておく必要があります。
分析が苦手な人
今日では、新しいゲームが続々と開発されています。
ただ前と同じゲームを作っていても
売れないですから、
「前に作ったキャラクターの動きを
もっと滑らかにするにはどうしたらよいか」
「ユーザーが求めているものゲームシステムは」
「どうしたらより良いゲームができるのか」
などといった、
憶測だけでなく、根拠に基づいて
分析していくことが求められます。
物事を多角的にとらえられ、
分析し、探求していく姿勢が好まれます。
地道な作業が苦痛の人
プログラムは人間が組むものですから、
必ずどこかでエラーが起こります。
いわゆるデバック業務と呼ばれるものですが、
エラーを何度も何度も修正するため、
根気強さと忍耐力がゲームプログラマーに
求められます。
時には、納期に間に合わせるために
徹夜で修正を行うことも。
コツコツとした作業が苦手な人には、
向いていないかもしれません。
少しでも適性を上げるために
上記の特徴を踏まえて、
「もしかしたら、向いていないかも…」
と不安になるかもしれません。
実際、夢を叶えてゲームプログラマーに
なっても、想像とは全く違ったとして、
ゲームプログラマーをやめてしまう方も少なくありません。
それでも、ゲームプログラマーを目指したい方は
多くいらっしゃることでしょう。
少しでも適性を上げておくことで
ゲームプログラマーの夢を諦める
可能性を低くすることができるかもしれません。
- 論理的思考を鍛える
- 業界について調べる
- コミュニケーション能力を養う
論理的思考を鍛える
ゲーム作りにおいて、
自らのアイディアを口に出し、
実現する過程を説明できなければいけません。
論理的思考を鍛えると、
チームにわかりやすく共有できるのは
もちろんのこと、もし間違いがあった場合、
どこに間違いがあるのか、
解決できる問題なのかをすぐに考えることができます。
日本人はなぜ論理的思考が苦手なのか、という
わかりやすい解説から始まり、
2つの解決策を説明されています。
全体で10分程度ですので、
ぜひご参考ください。
普段から意識して考えることによって、
日常でも問題解決が早くなります。
仕事や学校でもきちんと説明ができる
人は、評価されやすいですよね。
業界について調べる
今業界で流行っているコードや言語などといった
調査はもちろんですが、
自分が入社したい、と思っているゲーム会社が
どのようにプログラマーを育てているか
調査しておくことをオススメします。
プログラマーとしての腕よりも、
ゲーム作りにおける会社の方針や
チームの雰囲気、考え方などが合わなければ
そもそも働くことが苦痛ですよね。
会社の広報やインタビュー記事などが
公開されていますので、
それらを参考にして、本当に自分が
作りたいゲームをさせてくれるところなのかを
確認してみると良いでしょう。
コミュニケーション能力を養う
上記にも言ったように、
ゲームの開発現場は50名以上の
人々と関わっていくことになります。
コミュニケーション能力を養うことは、
将来自分が働くチームでの仕事を
円滑に進めることができます。
ずっと黙って不愛想な人より、
人当たりの良い返事がくる人の方が、
相談も頼み事もしやすいですよね。
もしかしたら、頼まれる仕事が
すごく自分がやりたい仕事だったり
するかもしれません。
また自分の意見をはっきり伝えることで、
チームで納得のできる良いゲーム開発が
行えるでしょう。
心理学や論文などからの根拠を示しつつ、
ネームコーリングやフォローアップ・クエスチョン
といった、すぐに実践できるテクニックが紹介されています。
まとめ
- 論理的思考ができない人
- 人と接するのが苦手な人
- 常に勉強し続けるのがつらい人
- 分析が苦手な人
- 地道な作業が苦痛の人
改めて、上記の特徴を自身に当てはめて
「もしかしたら…」
と思われている方もいるかもしれません。
しかし、ゲームプログラマーは
ゲーム開発の最前線とも言えます。
ゲームのエンディングに
自身の名前が載ると
きっと感動もひとしおでしょう。
少しでも適性を上げられる
参考になれば幸いです。
2年間でプロになる
~ゲームプログラマーを目指す最短ルート~