フルーツバスケットのあらすじ!十二支にまつわるファンタジー漫画

※プロモーションを含みます。

昔昔の話に、十二支に入れなかった猫がいました。

その昔、神様は言いました、明日開かれる宴に招待しましょう。

その宴に誘われた動物は「鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鳥・犬・猪」と猫。

しかしイタズラ好きの鼠は猫に、本当は明日開かれる宴を明後日だと伝えたので、猫は宴会に訪れませんでした。

そして猫は十二支に加えられませんでした。

 

これは、この物語の主人公・本田透(ほんだとおる)の母親が、透(とおる)が小さい頃によく聞かせてくれたお話しです。

フルーツバスケットはそんな十二支にまつわる昔話を中心に、物語が展開されていきます

コウ
コウ
少女漫画で十二支ってどういう物語なの?
うーん、ここではまだちょっとよくわからないかもしれないけど、この十二支と猫がこの物語のかなり重要なカギになるんだよ。
あかね
あかね

フルーツバスケットは全世界コミックス累計発行部数3000万部を超える大ヒット作で、テレビアニメや舞台化もされるほどの人気ぶり。

その人気は連載終了から10年以上経った現在も続いています。

 

両親とも亡くしてしまった普通の女子高校生で主人公の本田透(ほんだとおる)は、十二支と猫の物の怪憑き(もののけつき)の一族・草摩家(そうまけ)の人々のある秘密を知ってしまいます

秘密を知ってしまった透(とおる)は、本当なら草摩家(そうまけ)によって記憶を隠蔽(いんぺい)されることになるはずが、草摩家当主・慊人(あきと)の計らいによって免れます。

透が知ってしまった草摩家のある秘密とは!?

 

それは、草摩家の物の怪憑き(もののけつき)の人間は、異性に抱き着かれると、自分に憑いている動物に変身してしまうのです。

そしてその秘密は草摩家以外の誰にも知られてはならないということ。

 

数百年も前から代々受け継がれてきた草摩家の秘密は、今となっては草摩家にとって「呪い」とも呼ばれるように・・・。

その呪いに縛られる草摩一族の苦悩や、逃げ出したいのに受け入れざるを得ない現実との葛藤に涙が止まらないという読者の声も多数ありました。

ちょっとミステリアスなかんじのフルーツバスケットですが、主人公の透はとても心優しく可愛らしいキャラですし、天然ぽく見えるけど芯はとても強い女の子

そんな透が草摩家の人々と関わっていきながら、たくましく成長していく姿に涙なしではいられません。

切なさや感動の涙が止まらないフルーツバスケットの魅力をこの記事でご紹介します。

 

物の怪憑き(もののけつき)とは動物の霊が憑いていること。

草摩家(そうまけ)は代々物の怪憑きの一族で、憑いている動物は十二支と猫なので13人います。

 

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フルーツバスケットの作者は?

高屋奈月(たかやなつき)先生の経歴

【主な経歴】高屋奈月(たかやなつき)先生 1973年7月7日生まれ 出身地・東京都
1992年 デビュー作
「Born Free」
掲載誌「花とゆめプラネット増刊」
2001年 第25回講談社漫画賞少女部門賞受賞 受賞作品「フルーツバスケット」
2007年 「フルーツバスケット」がギネスブック認定 「もっとも売れている少女マンガ」として

 

フルーツバスケットは国外でも発売されたので、ギネス・ワールド・レコーズにも記録される大ヒット作となりました。

代表作「フルーツバスケット」について

「フルーツバスケット」のその後の話、次世代編として「フルーツバスケットanother」が「花とゆめONLINE」、のち「マンガPark」で2015年から連載中です。

高屋奈月先生のその他の作品

幻影夢想 1994年~1997年「花とゆめプラネット増刊」
及び「花とゆめステップ増刊」に掲載
全5巻(文庫版全3巻)
翼を持つ者 1995年~1998年
「花とゆめ」に連載
全6巻(文庫版全3巻)
星は歌う 2007年~2011年
「花とゆめ」に連載
全11巻

 

コウ
コウ
高屋先生はテレビゲーム好きらしいね?
掲載誌や単行本の近況報告でプレイしたゲームを紹介しているんだって!
あかね
あかね

 

フルーツバスケットの口コミを調査!

引用サイト:YouTube

涙なしでは読めないとのご意見多数

あかね
あかね
感動の涙ももちろんあるんだけど、切なすぎて涙が止まらない!

原作ファンはテレビアニメに不満の声も

コウ
コウ
原作ファンにはテレビアニメはとても残念な内容のようだね。
テレビアニメでは原作の素敵なシーンがたくさんカットされているようなので、原作は必読だね!
あかね
あかね

 

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登場人物紹介

本田 透(ほんだ とおる)

引用サイト:フルーツバスケット テレビ東京アニメ公式

この作品の主人公で女子高校生。

父親は小さいころに亡くし、透(とおる)が高校1年の5月に母親も交通事故で亡くしたため、父方のおじいさんの家で暮らしています。

年金暮らしのおじいさんに迷惑をかけないよう、学費と生活費はアルバイトをして自分で払っていくという真面目さと健気さを持っています。

天然な性格でドジっ子だけど、芯はとても強く、でも心優しい女の子です。

ひょんなことから透は、同級生でクラスの王子様的存在の、草摩由希(そうまゆき)が暮らす家で居候することになります

あかね
あかね
みんなが透のようになれれば世界も平和になるのに・・・というご意見もあり、透は本当に愛されキャラですね!

草摩 由希(そうま ゆき)

引用サイト:フルーツバスケット テレビ東京アニメ公式

草摩一族の1人で子(ねずみ)の物の怪憑き(もののけつき)

透とは同じ高校に通う同級生で、眉目秀麗(びもくしゅうれい)、成績優秀、運動神経抜群なので学校では王子様的存在です。

なんとファンクラブも存在するほどの人気者ですが、本人はその中性的な顔立ちがあまり好きではありません。

草摩家の特異体質を持つため、幼いころからその体質を隠す必要があったので、人と接するのが苦手で友達もあまりいません。

同じ草摩一族の草摩夾(そうまきょう)とライバルのような関係にあり、夾(きょう)との喧嘩にはいつも由希(ゆき)が勝つほど、喧嘩にも強い。

草摩家とはどんな一族!?

代々十二支の秘密を背負う、古くから続く名家。家格は極めて高く、経済力も並大抵ではありません。

草摩家で生まれつき物の怪が(もののけ)が憑いてる者は、異性に抱きつかれると憑かれている動物に変身してしまいます。

それは、数百年前の「神」と「十二支」との契約の証であり、彼らにとっては「呪い」とも「絆」とも呼べるものである。

草摩家には美形の人間が多く、「美形の家系」とよく言われるが、本人たちには自覚がない様子。

草摩 夾(そうま きょう)

引用サイト:フルーツバスケット テレビ東京アニメ公式

草摩一族の1人で、十二支に入れなかった猫の物の怪憑き(もののけつき)

草摩家当主・慊人(あきと)に決められた男子高校へ通う予定だったが、行きたくないと家を飛び出し、師匠と慕う者のところで武闘の修行をしています。

透(とおる)や由希(ゆき)とは同学年

由希とは爆裂に仲が悪く、顔を合わせればいつも喧嘩ばかりです。

しかしこれには、草摩家の猫の物の怪憑きと子(ねずみ)の物の怪憑きにだけ関係するある事情のためなのです。

夾(きょう)は由希には絶対負けられないある事情があるのです・・・。

透が由希の住む家に居候になることになった同じ日に、夾(きょう)は由希に勝負を挑みに行くも、あっさり負けてしまいます。

そして草摩家当主・慊人(あきと)に由希と同じ家に住むように言われ、透・由希・紫呉(しぐれ)と同居することになります。

しかも学校も透や由希と同じところに通うように言われ、必死で抵抗するも無駄な結果に。

性格は短気で人見知りが激しいが、打ち解けてくると根は優しく明るいのでまわりと馴染んできます。

あかね
あかね
実は由希は秘かに、まわりと馴染み友達に囲まれている夾を少しうらやましく思っているのです。

猫は草摩家の物の怪憑き(もののけつき)の一種で、草摩家では「十二支」の仲間はずれの存在。

通常の猫の姿のほかに、醜く腐敗臭を放つ異形の姿である「本来の姿」と呼ばれるものが存在します。

この「本来の姿」は猫憑きの人間にのみ受け継がれる数珠をつけて封印しなければ人間の姿を保つことはできません。

数珠をつけていれば、異性から抱きつかれても普通の猫の姿に変身するだけに留まります。

夾(きょう)はこの「本来の姿」にひどくコンプレックスを持っているのです。

草摩 紫呉(そうま しぐれ)

引用サイト:フルーツバスケット テレビ東京アニメ公式

草摩一族の1人で、戌(いぬ)の物の怪憑き(もののけつき)

由希とはいとこの関係で、透・由希・夾が居候する家の家主であり、3人の保護者的な役割も担っています。

透たちのひとまわり歳上で、職業は小説家、いつも着物を着ています。

普段は明るくおちゃらけた様子で透たちに接するが、人当たりのいい振る舞いの裏の顔は明らかにせず、謎に包まれています。

あかね
あかね
昔は夾や由希が推しだったのに、大人になってから見ると紫呉推しになってしまったというご意見も多かったです!

 

フルーツバスケットのあらすじ


引用サイト:Amazon
4.5
普通の女子高生で主人公の本田透(ほんだとおる)と同じクラスの王子様的存在の草摩由希(そうまゆき)は、ひょんなことから一緒に暮らすようになります。

由希はいとこの草摩紫呉(そうましぐれ)の家で2人暮らしをしていましたが、由希や紫呉を含む草摩家には絶対に知られてはいけないある秘密がありました。

透はその秘密を知ってしまい、さらに草摩家と深く関わっていくことになります。

何回読んでも泣いてしまうという読者多数!

涙なしではいられない切なさや感動満載の作品です。

テント暮らし始めます!

主人公の本田透(ほんだとおる/以下:透 とおる)は、高校1年生の女の子。

現在、訳あってテント暮らしをしています・・・。

 

さかのぼること数カ月前の5月・・・。

透(とおる)は女手一つで育ててくれた最愛の母親を交通事故で亡くしてしまいます

3歳の頃に父親も病気で亡くし、両親とも亡くしてしまった透は、父方のおじいさんに預けられることに。

お母さんがよく話してくれた神様と動物たちとの宴会に、猫がねずみに意地悪をされて参加できなかったので、猫は十二支に入れなかったという昔話を透は今もずっと覚えています。

そして透はそんな猫がかわいそうで、自分は戌年をやめて猫年になる!と本気で思っているような優しい子なのです。

おじいさんと暮らし始めて数か月後、おじいさんは娘夫婦と同居することになり、家を改築するので、透にはその間友達の家にでも泊まらせてもらうように言うのです。

透はいつ終わるかわからない改築の間ずっと友達に世話になって迷惑をかけるわけにはいかないと、セールで買った安いテントを持って山の中で暮らすようになります。

若干高校1年生の女の子が他人(ひと)に迷惑をかけまいと、1人で山でテント暮らしって、どんだけ透は健気なんだろうと思います・・・。

草摩くんのお家を発見!

テント暮らしを始めて1週間ほどたったある朝、学校へ行く準備が早くできた透は、少し近くを散策しようと早めに出発することに。

すると一軒の家を発見します。

何気なく庭から縁側をのぞくと、十二支の置物が飾られていて、ついつい眺めてしまっていると、家主に声をかけられます。

透はあわてて挨拶をして、家主と少し話していると、奥からなんとクラスメイトで王子様的存在の草摩由希(そうまゆき/以下:由希 ゆき)が出てきて、透はびっくりして大慌て!

草摩由希(そうまゆき)は眉目秀麗(びもくしゅうれい)、成績優秀、運動神経抜群という完璧な王子様で、透とは同じクラスだけど、完璧すぎて今まであまり近づけなかった存在なのです。

家主は由希のいとこの草摩紫呉(そうましぐれ/以下:紫呉 しぐれ)といい、この家で2人暮らしをしているそう。

透は由希に、なんでここにいるの?と聞かれて、近くに住んでるからと答えたけども、由希はその答えを不思議に思います

しかし、由希はその場は流して透と一緒に登校することにします。

家がなくなってしまいました・・・

ある日の夜、由希と紫呉が夕食を外で済ませた帰り道、2人は透を見かけます。

そう言えば、近くに住んでいると言っていたなと思い出し、2人は透のあとをつけていくとテントの家にいる透を発見します

透は由希の家で事情を話すが、テントを張っていた場所は実は草摩家の土地の一部だとわかり、透はお金を払うのであの場所を貸してほしいと2人に頼みます。

しかし紫呉は、あの場所は地盤がゆるいし痴漢も出るのでやめといたほがいいと話していると、本当にどこかで土砂崩れが起きたと言います。

なんでそんなことがわかるのかと透は不思議に思い紫呉に聞くと、紫呉は勘だと言いますが、その前に外からの犬の遠吠えが聞こえていたのです

紫呉はその犬の遠吠えを聞いていたのです。

物の怪憑きの人間は自分に憑いている動物とは意思疎通ができるのです。ここに伏線が敷かれていたのは後になって気付きました(汗)

みんなで現場を確認に行くと、なんと、まさに透のテントが張ってあった場所だったのです。

透は慌ててお母さんの写真を探そうとしますが、明日にしようと紫呉に止められます。

そしてその夜、熱を出してしまった透は、その日は草摩家で看病してもらい、眠ってしまいます。

草摩君の家に居候!?

翌朝、熱も下がり目が覚めた透は、お母さんの写真と荷物を取りに行こうと部屋を出ると、透の荷物を全部持った由希とばったり会います。

そして由希は透に、家の改築が終わるまでここに住んだらいいと言ってくれたのです。

紫呉も自分たちが苦手な家事を手伝ってくれるならいいよと言い、透は由希と紫呉と同居することになります。

由希も紫呉も物の怪憑きなのに、一般の女の子(異性)と同居して大丈夫なのかなと、ちょっとドキドキ!

草摩家の秘密がバレる!?

由希が透に部屋を案内していると、突然屋根から天井を突き破って誰かが落ちてきました。

落ちてきたのは、いつも由希に勝負を挑んでは毎回負ける草摩夾(そうまきょう/以下:夾 きょう)です。

床には屋根から天井を突き破った際のがれきが散らばっています。

透の目の前には天井から落ちてきた人がいて、状況を全くのみ込めない透が一歩前に足を踏み出した瞬間、透は床のがれきにつまずき、後ろから抱きつくようなかたちで夾にぶつかってしまいます

するとなんと!夾は猫になってしまいました。

びっくりして慌てふためく透に対し、由希と紫呉はやってしまったな・・・とあきれたような様子です。

透が猫になった夾を病院に連れていかないと!と慌てて歩き出すと、また床のがれきにつまずいてしまい、今度は由希と紫呉に抱きつくようなかたちでぶつかってしまい、由希はネズミに、紫呉は犬になってしまったのです。

もう訳が分からなくなっている透に、しょうがなく紫呉は犬の姿のまま草摩家の秘密を話すことに。

紫呉は透が草摩家最大の秘密を知ってしまったので、草摩家当主の慊人(あきと)に報告に行かなければならないと言います。

由希はもしかしたら昔のように、草摩家の秘密を知られた人の記憶を隠蔽するのかと不安になりつつも、結果は透は秘密厳守で由希たちとの同居が許可され、記憶も消されることはないとのこと!

さらには、夾も紫呉の家で同居するようにと言い付けがあり、結局由希・紫呉・透・夾の4人で同居することになります

爆裂に仲が悪い由希と夾が同居、そこに草摩家の秘密を知ってしまった透も加わり、これから一体どんな生活が待っているのでしょう。

あかね
あかね
草摩家の物の怪憑きの人間はあと他に10人います。このあと次々と登場し、それぞれの人物にそれぞれの物語がありますので、是非コミックスを読んでみてくださいね!

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