人さらいに遭い、宮廷の召使いとして売られてしまった薬師の娘・猫猫(マオマオ)が、そこにうごめく人の闇や事件に巻き込まれながらも、薬の知識で解決していく宮廷ミステリーです。
宮廷の中の女の園・後宮(こうきゅう)に召使いとして売られてしまった猫猫は、奉公の期限が終わるまで目立たないように勤めるつもりでした。
しかし、好奇心に勝てず、相次いで発生していた皇子の衰弱事件の謎を、持ち前の薬の知識を使って解いてしまったことから、後宮を取り仕切る青年・壬氏(ジンシ)の目に留まり、様々な事件の解決を手伝わされることになります。
やがて一つ一つばらばらに見えていた事件がつながり、猫猫を巻き込み、とんでもなく大きな陰謀へと発展していくのです。
そして、明らかになる壬氏の正体とは・・・。
見え隠れする謎や伏線が、事件をまたいで回収されていくので、気になりすぎて途中でやめられなくなること間違いなし!ミステリー好きなら読まなきゃ損ですよ。
ぜひ、猫猫が薬の知識を使って鮮やかに事件を解決する場面にスカっとしてください。
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目次
原作は日向夏(ひゅうがなつ)先生の小説
コミックは「ねこクラゲ」先生・「倉田三ノ路」先生
原作は、日向夏先生が、2011年に小説投稿サイト「小説家になろう」に連載を開始、その後ライトノベルレーベル「ヒーロー文庫」から新装刊、現在まで発行されている作品です。
2017年から、原作小説をコミック化としてねこクラゲ先生の作画で「月間ビッグガンガン」で連載を開始、同じく倉田三ノ路先生の作画で「月間サンデーGX」で連載を開始しています。
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掲載誌 | ビッグガンガン | サンデーコミック | ||
作画 | ねこクラゲ | 倉田三ノ路 | ||
絵の印象 | まるくて可愛らしい絵 | シンプルな絵 | ||
物語の進行 | 進み方はゆっくり | 進行が早め | ||
内容 | 説明がていねい | 説明がシンプル |
ビッグガンガン版の絵は、まるくて可愛らしい印象で、デフォルメされたシーンも多くあり、サンデーGX版のほうがシンプルな印象です。
ストーリーは、サンデーGX版のほうが早く進んでいて、謎解き部分などの解説もシンプルなので、原作を知らない人は、説明が丁寧なビッグガンガン版のほうが分かりやすいかもしれません。
「薬屋のひとりごと」口コミは?
引用サイト:サンデーGX公式サイト
チョコが薬として使われていたなど、身近なものにまつわる意外な情報がわかっておもしろい!という口コミがある一方、ちょっと難しい・・・という声もありました。
身近なものの意外な事実がおもしろい!
チョコで薬?思ったけどそういえば昔はチョコは媚薬として使われてたんだっけ?知ってる理由は薬屋のひとりごとだからね。変なこと調べたわけじゃないよ
— 黒猫 (@20KURONEKO05291) March 11, 2021
一回したことがあるのですが、その時はギリ正常でした。旦那用に酢味噌に砂糖多めに入れてたせいかも…(´д`)
「薬屋のひとりごと」でまおまおが酒に砂糖と塩入れて酔っ払わせるシーン思いだしたorz— 壊璃華 (@WO3BF0Kfq9tgpyS) March 14, 2021
薬屋のひとりごとで金属を混ぜ合わせると融点下がるって出てくるんだけど、今流行りのハイエントロピー合金じゃん、すげぇな?
— ふぁみを (@famyu1) March 12, 2021
ちょっと難しい?それが快感?
なんか指名するやつをやりたいと思いまして。#好きなキャラ4人挙げればその人の性癖だいたいわかる
薬屋のひとりごとはちょっと難しくてたまに理解出来てない(´・ω・`)ふたつは漫画⤵︎ ︎
薬屋のひとりごと
ハニーレモンこのふたつはアニメなのかな⤵︎ ︎
不思議の国のアリス
魔法使いの嫁 pic.twitter.com/KYqc0SYH64— ????桜桃????-???????? (@Cherry_12587) March 11, 2021
『薬屋のひとりごと』(ビッグガンガン版)おすすめされて今読んでるけど好きです。
毒や薬での事件や、後宮での人間関係などがミステリー仕立てで描かれていて面白い。絵も可愛いし!
ちょっと理解力必要なので、疲れて頭が動いてない時には読みたくないので少しずつ読んでます(笑) pic.twitter.com/q2QNINvXeN— 木皿儀 隼一 (@one_hayato) March 1, 2021
薬屋のひとりごと集めたくなってきた…
でてくる人たちの関係とか用語とかくっそ難しいけど調べて分かるとめちゃくちゃ面白い……— 結☻ゆい (@yui_lee25) March 13, 2021
薬屋のひとりごと小説一気読み2周目の4巻を読み終わったのだけれど、やっぱり1周目では気づかなかったというか理解出来なかったことが理解できるようになるからたのしい
— ????????????. (@omizu_sui_) March 17, 2021
「薬屋のひとりごと」登場人物
猫猫(マオマオ)
引用サイト:ビッグガンガン公式サイト サンデーGX公式サイト
本作の主人公で、薬師の娘。
好奇心・研究心が旺盛なソバカスいっぱいの少女。
薬や毒への好奇心はハンパなく、いくつもの毒薬を自分の体で試したことがあるほどです。
そのため、いろいろな毒に免疫があり、知識も豊富で、後宮では毒見役を務めることが多いようです。
遊女や芸者屋が集まる街で生まれ育ち、男性に対しては現実的で、恋愛には全く興味を示しません。
同僚の下女たちが、きゃーきゃー言うほど美形の壬氏に対しても「無駄に美しい」容貌や粘着質の性格を苦手だと思っていて、なめくじを見るような目で見ることもあるほどです。
あげてなかった????
友人から借りた「薬屋のひとりごと」めっちゃ面白かった(*´∀`)♪マオマオちゃん、めっちゃ可愛いのに薬というか毒ヲタクで、イケメンより薬草や毒にときめくあたりが面白すぎて好きです????
絵も綺麗✨ pic.twitter.com/xtWNwU9I0h— 白灯 (@Haku_be) March 9, 2021
壬氏(ジンシ)
引用サイト:ビッグガンガン公式サイト サンデーGX公式サイト
本作における「もう一人の主人公」とも言える、大きな謎を秘めた重要人物です。
天女のほほえみとはちみつのような甘い声、人間離れした美貌を持っていて、下女は、その姿を見れば顔を上気させ、声をかけられれば失神し、男性の武官も夜の誘いをかけるほどの美しさと言われていますが、その外見に反し、粘着質な性格で、目的のために使えるものは何でも使おうとします。
自分の外見にまったく惑わされない猫猫に興味を持ち、やがて好意を抱くように・・・。
皇子が体調不良に陥ったとき、ひそかに助言したのが猫猫だと見抜き、その知識を利用するために妃の侍女に指名するのです。
昨日薬屋のひとりごとをまとめ買いして読んでジンシ様可愛すぎて、仕事中ずっとジンシ様のこと考えてた。私が燃えてしまう(物理)
— みーにゃん (@QJWVSceJiXCIzgg) July 16, 2019
玉葉妃(ギョクヨウヒ)
引用サイト:ビッグガンガン公式サイト サンデーGX公式サイト
後宮に住む皇帝の妃のうちの一人。
皇帝との間に一人娘がいて、母子の衰弱の原因を明らかにした猫猫に恩を感じ侍女に迎えます。
猫猫に対する壬氏の気持ちを見抜いている様子で、二人の関係を面白がって見ています。
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「薬屋のひとりごと」あらすじ
引用サイト:ビッグガンガン公式サイト |
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さまざまな人間模様がおりなす謎を解き明かす宮廷ミステリー。
主人公の少女が、薬や毒の知識を使って事件を解決していく展開にドキドキ! 別々の無関係な事件だと思っていたものが、すべてつながったとき、少女を巻き込んで大きな陰謀が動き出す・・・。 |
薬師である養父に育てられた少女・猫猫(マオマオ)は、薬草を採りにでかけたところを人さらいに遭い、後宮の召使いとして売り飛ばされてしまいます。
おとなしく奉公の期限が終わるのを待とうと、薬の知識があることを隠して働く猫猫でしたが、ある日同僚から聞いたウワサ話に首を突っ込んでしまいます。
それは、宮中でナゾの衰弱死が相次いでいて、今また2人のお妃たちと、その子どもたちが体調不良を訴えているというものでした。
呪いではないか、誰かが毒を盛っているのではないかと宮中が疑心暗鬼に陥っているなか、猫猫は姫たちの症状や様子を聞き、それが呪いでも、誰かの策略でもない、ある原因であることに気づきます。
ひこ現代でも使われてる身近なあるものが原因だったんだけど、昔はそんな危険性があったなんて驚きです!
なるべく目立ちたくない猫猫は、人に知られず密かにそれを伝えようと、姫たちの部屋に匿名の文を届け、事件は解決しますが、その行動が後宮をとりしきる青年・壬氏(ジンシ)の興味を引いてしまいます。
壬氏は、謎を解いた匿名の人間を探し出そうと、召使いの女たちを一部屋に集めますが「そこのソバカス女 お前は居残りだ」と書かれた紙をみんなに見せただけで、今日は解散だと告げます。
その紙を見た猫猫はギクっとしますが、他にたくさんいたソバカスの下女たちは何事もなかったかのようにゾロゾロと部屋を出て行ってしまいました。
そこで猫猫は、読み書きができるのが自分だけだということ、つまり文を書いたのが自分だとバレたことに気づくのです。
壬氏に、事件の謎を解いた知識と能力を評価された猫猫は、玉葉妃(ギョクヨウヒ)というお妃付きの侍女に抜擢され、主に毒見役として働くことになり、宮廷で起こるさまざまな事件の解決を手伝わされることになりました。
ひこ毒マニアの猫猫は、毒や薬に関わることができるようになったのがうれしかったみたい
その後、倉庫からの出火、官僚の食中毒事件、職人が残した不審な遺書などの事件が次々と起こり、一見無関係に見えるそれらの事件が、ある一つのことにつながっていくことに猫猫は気づいてしまい、大きな陰謀へと巻き込まれていくのです・・・。
さらに、壬氏はただの後宮勤めの青年ではなく、皇帝の裏切り者をあぶり出すために動いているらしいことがわかるのですが、その正体とはいったい?
ひこ猫猫と壬氏、2人の関係がどうなっていくのかも注目。
壬氏は猫猫のことが気になってるみたいだけど、猫猫はどうなんだろう・・・。
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