声優の地声は特徴的でないといけない?どんな声が声優に向いてる?

※プロモーションを含みます。

ドラゴンボールの孫悟空役「野沢雅子」さんや
エヴァンゲリオンの碇シンジ役「緒方恵美」さんなど
声優さんはとても特徴的な声の方が多いですよね。

「声優になりたいけど、自分の声は特徴がないし、色んな声も出せない。
そんな自分が声優になれるのかな」と不安になりますよね。

大丈夫です。

声優はどんな声の人でもなれます。

特徴的な声を持っている必要は全くありません。

でも、アニメのキャラクターのような声を自分が出せるとは思えないでしょうか。

こちらも大丈夫です。

発声の訓練をすれば、誰でも
アニメのキャラクターの声は出せるようになります。

そもそも自分の声質に悩む人は根本的に
声優がどんな仕事であるかを忘れていると思います。

それは、声優は役者である以上
「演技力」や「表現力」が一番大切であるということです。

この記事では、改めて「なぜ地声は特徴的でなくていいのか」や
また、技術的な部分は養成所や専門学校で学ぶと思われることから
入学前に行っておいたほうが良いこと」を紹介します。

 

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声優の地声は特徴的なほうがいいのか

改めてお伝えしますが
声優は特徴的な声である必要は全くありません。

むしろどんな声でも声優になれます。

声優がどんな仕事か思い出してほしいのですが
声優は「声で演技をする役者」です。

自分の「特徴的な声」や「良い声」を聞いてもらう仕事ではありませんよね。

「自分のいい声を聞かせてやろう」という意識で演じて
視聴者に作品やキャラクターの魅力が十分伝わるでしょうか。

声優にとって一番重要なのは
自分の演じるキャラクターを理解して
それを「表現する力」や「演技する力」です。

また、みんな似たような声質だったら作品として成り立ちません。

二枚目なキャラに合う声と、ひょうきんなキャラに合う声は
全然違うということは容易に想像できると思います。

あかね
あかね

声優にとっていちばん大切なのは、「演技力」と「表現力」です。それを忘れずに!

特徴的な地声は武器になるのか

今は、特徴的な地声は武器にならない可能性が高いです。

「えっ、そんなバカな」と思われたかもしれません。

それは子どもの頃に、名探偵コナンのコナン役「高山みなみ」さん
ポケットモンスターのサトシ役「松本梨香」さんなど
声に特徴のある声優さんを聞いてきた影響だと思います。

でもよく考えると、昔と比べると今の若手声優は
声に特徴がある人が少ないと思いませんか。

突然、特徴な声の人が生まれなくなったわけではありません。

今は汎用性の高いナチュラルな声質、演技が
求められるような時代になってきているということです。

特徴的な声の方は落胆したかもしれません。

でも、忘れないでいただきたいのは、何度も言いますが
声優にとって一番大事なのは声質ではなく「表現力」と「演技力」です。

色んな声が出せないと声優になれないのか

色々な声が出せなくても、声優になれます。

自分の声と演技がキャラクターにハマればよいからです。

そうはいっても、色々な声を出せたほうが
ハマるキャラクターも増えるので仕事の幅は広がりますが
最初は自分の素の声で演技力を磨いたほうが良いです。

七色の声を持つと言われる山寺宏一さんでさえ
「喜怒哀楽を表すときには素の声で演じたほうがやりやすい」と言っていました。

自分の素の声とかけ離れた声を出せても
しっかり演じることができなければ本末転倒ということです。

色んな声が出せるだけでは、評価されません。
自分の「素の声」を磨いていきましょう。

ただし、ここまで「素の声」と書いてきましたが
これは家族や友人と話すときの声とは違うということを心得てください。

本当の「素の声」では声優になれない

家族や友人と話すような本当の意味での「素の声」で
演じている声優さんは一人もいません。

街頭インタビューを受ける一般人と
声優ではまったく発声の仕方が違いますよね。

声優は、一般人と比較すると
「よく響いて」「聞き取りやすい」良い声です。

あの良い声は、鼻から声を抜くようにして出しています

声優は、この鼻から抜く声をうまく使って
アニメのキャラクターの声を出しています。

これは声優の必須技術といえます。

「鼻から抜くって意味がわからない」と思われたかもしれません。

「ナ行」が鼻から声を抜く感覚に近いので
「なーーー」と言ってみてください。

なんとなく鼻のあたりが響いている感じがしませんか。

プロは常に鼻から声を抜いて話すことができます。
当然ですが発声を訓練をしているから成せることです。

鼻から声を抜く発声の練習方法

鼻から声を抜く発声を練習してみたいという方向けに
解説動画がありましたので紹介します。

現役のナレーターで、かつ声優養成所の講師もされている方の
解説なのでとても参考になると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=mQ7ZcP0CiB8
動画の概要
  • 腹式呼吸ができることが大前提
  • まず、ナ行で、鼻から声を抜く感覚を掴む
  • アニメを見て声優さんの真似をする
  • 練習するときは絶対に録音する(スマホのレコーダーアプリで可)
  • 録音を聞いてチェックする
  • いい声が出せるのは最低ライン。今度は演技を頑張る必要がある

腹式呼吸が分からないという方向けに、同じ方の動画で
腹式呼吸を解説しているものもあったので紹介します。

https://www.youtube.com/watch?v=pB9VdBo1Wis&t=0s
あかね
あかね

講師もナレーターも現役だけあって、とても分かりやすいです。一朝一夕では身につかないので、地道に練習しましょう。

声優養成所や専門学校に行くまでに何をすべきか

声優の講師をされている方が「技術面は、養成所や学校に
入ってから学んでも遅くない」と言うことは少なくありません。

養成所や専門学校に行くまでの間には
技術面以外のことを中心に磨く期間としたほうが良いでしょう。

具体的には以下の3つです。

  • 努力する習慣を身に付けておく
  • 何にでも興味を持ち貪欲に吸収する
  • 色々なアルバイトをする

この中でいちばん大切なのは「努力する習慣を身に着けておく」ことです。

努力する習慣を身に付けておく

声優は役者の数に対して仕事の供給が少ない仕事です。

どの人より努力する、くらいの気持ちでなければ
声優として活躍していくのは難しいでしょう。

ただ、養成所や学校に入ってから
「よし、努力するぞ」では難しいと思います。

勉強を習慣化するときは
「まず1日5分から始めて、徐々に時間を伸ばしていこう」
とよく聞くと思います。

このことから、普通の人は
急にバリバリ努力するというのは難しいのです。

ゲームでも、スポーツでも何でも良いので
「これにかけた努力なら、誰にも負けない」というものを
一つ作っておくと良いです。

努力の習慣化もできて、今後の自己PRにも活かせます。

何にでも興味を持ち貪欲に吸収する

「何にでも興味を持ち貪欲に吸収する」は
シティーハンターで冴羽獠役を演じていた神谷明さんが
自著「声優になるには 初歩からプロの技まで」で書かれていたことばです。

実際に本の中で「何にでも興味を持ち貪欲に吸収する」が
功を奏したエピソードが書かれていたので紹介します。

マペットミュージカル『フラグルロック』ではヨーデルを歌わされた。表声と裏声のミックスされた「レイホーレイホーヨ~ロロイティ~」のあれだよ、わかるかな。その時は、昔とった杵柄で(子供の頃に練習していたんだな、これが)なんとか乗りきった。我々声優は「できない」なんてことは恥ずかしくてとても言えないし、言うべきではない。

(中略)

「僕たちの生活(経験)の中で無駄になるものは何ひとつない」ということが、このことに見事に集約していると思う。いつでもあらゆる方向にアンテナを張って、情報を蓄えよう。

引用:神谷 明著 声優になるには 初歩からプロの技まで(Kindle版)位置No.392 発行年2009年 出版 株式会社 学研プラス 

「できないなんて恥ずかしくて言えない」が、刺さります。

自分が経験することは、すべて演技をするうえで血となり肉となります。

ぼんやり毎日を過ごすのではなく新しいことに触れることが大切です。
まずは普段は読まないジャンルの本を読んだり
曲を聞いてみたりしてくださいね。

また、神谷明さんは、ウィークポイントは
なるべくが少ないほうが良いとも本の中で言っています。

「自分が苦手だな」「よく理解できないまま放置しているな」というものを
一つ克服してみると良いと思います。

これから声優の技術的な勉強をしていく上で
自分の苦手なことがどうしても出てくるでしょう。

そういったときに何かを克服したことがあるという経験があれば
踏ん張りがきく人間になります。

あかね
あかね

時代の雰囲気を感じ取る必要もある職業です。ニュースや雑誌もチェックしてください。

色々なアルバイトをする

中高校生の間は、アルバイトが難しい人もいるかもしれませんが
養成所や専門学校に入ってからでもぜひアルバイトをしてください。

アルバイトのメリットは、社会経験を積めて
コミュニケーション力を高める効果があることです。

「Re:ゼロから始める異世界生活」で
主人公ナツキ・スバル役を演じている小林裕介さんは
社会人から声優になった経歴を持つ方です。

小林さんは、社会人経験は、年齢の離れた先輩との接し方や
イベントでの喋りに間違いなく活かされていると言います。

制作スタッフに「小林さんはイベントに出して何も心配ないので
最終的に何人か残ったときに推しました」と言われることもあるそうです。

コミュニケーション能力はあればあるほど良いです。

スタッフさんに「君、なんか面白いね」と言われて
役が決まったなんてよく聞く話だと思います。

また、制作スタッフ側も人間なので配役で悩んだ際には
「この人のほうが接しやすいよね」で決めてしまうかもしれません。

あかね
あかね

社会経験がないからこそ面白いタイプの人もいますが、社会経験はあったほうが普通は良いです。

まとめ

  • 特徴的な地声でなくても声優になれる
  • 声優として一番大切なのは声質ではなく「表現力」や「演技力」
  • 養成所や専門学校に入る前に「努力する習慣を身に着けておく」ことが大切

特徴的な地声でなくても、声優になれます。

なぜなら声優は役者である以上「表現力」や「演技力」が大切であり
自分の「特徴的な声」や「良い声」を聞いてもらう仕事ではないからです。

声優として活躍するためには並々ならぬ努力が必要です。

普通の人は、急に努力することはできないので
養成所や専門学校に入る前に
「努力する習慣」を身に着けておくことをオススメします。

 

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