小説家志望は養成学校や専門に通うべき?メリットとデメリットを紹介

※プロモーションを含みます。

小説家になりたい、と思ったときに、

養成学校や専門学校に通うべきなのか

迷われる方も多いと思います。

今回は“脚本家”や“シナリオ作家”といった
人ではなく、書いた文章を書籍をする目的の
“小説家”についてお話させていただきます。

小説家のための養成学校と専門学校は
よく同一視されますので、ここでは
『専門学校』と一くくりにさせて
いただきますね。

小説家になる学科がある専門学校の
評判を検索すると、実際賛否両論です。

ある日、趣味で書いていた小説をネットで
投稿したら作家デビューした、という話が少なくないように、
小説家になる方法には正解がありません

もちろん、専門学校を卒業した
素晴らしい小説家も多くいます。
だからこそ、

「高い学費を払ったのに、専門学校なんて無駄だった。」

なんてことになったら、
もったいないですよね。

ここでは
「専門学校に通うメリットとデメリット」を
ご紹介していきたいと思います。

メリットとデメリットを把握することで、
小説家になる手段が一つ増えるでしょう。

ぜひここでしっかりと比較して、
小説家になる道への手助けになれば
幸いです。

 

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小説家になるには

小説家になるためには、
主に6つの方法があります。

  • 新人文学賞をとる
  • 出版社に直接売り込む
  • 自費出版
  • 同人誌即売会で売る
  • WEBサイトで小説を投稿
  • 小説家の養成学校や専門学校に通う

新人文学賞をとる

最もわかりやすい実績であり、スタンダードな方法です。

毎月どこかしらの出版社が公募を
行っています。そこに応募し、新人賞を
とることができれば、作家として第一歩を
踏み出していけるでしょう。

小説家を名乗るのに、必要な資格などは
存在しませんので、このような賞を
取ることが重要な証明となっていきます。


専門学校は、主にこの賞を取るための
カリキュラムが組まれています。

https://twitter.com/yawe/status/965583597628305408
https://twitter.com/kobunsha_bun1/status/1503933538764464129

出版社に直接売り込む

出版社に直接原稿を持ち込んで
作品を売り込む方法です。


しかし、ネットの普及により最近では
あまり歓迎されていないところが多いです。

ホームページなどで持ち込みが可能な出版社を都度確認した方が良いでしょう。

自費出版

出版社ではなく自身で作品を出版する
方法です。

自費での出版を専門とする会社も
存在するので、意外と簡単に行えます。

しかし部数は50冊からなど、
単価が高いところも多いので
売れなければ大赤字です。

手っ取り早く店頭に並べるには
最も簡単な方法とでしょうが、
小説家にとっては金銭的リスキーが
高い方法とも言えるでしょう。

https://twitter.com/chiakisakamoto/status/1506126784525348865

同人誌即売会で売る

自分の作品を印刷会社に持ち込んで
同人誌即売会で販売する方法です。

自費出版のお試し版、といった感じです。

編集はもちろん自身で本の装丁などを
行いますが、1冊から本を作ることが
できますので、自費出版より費用を
抑えることができます。

しかし、本屋などへの流通経路は
もちろんありませんし、
ほとんどが趣味で行っている人が多いです。

こういった場所で、地道に知名度が上がれば
出版社から声がかかることもあります。

https://twitter.com/Tamagawa_GHQ/status/1027871696638828548

WEBサイトで小説を投稿

現在最も多くの人が行っている方法です。

「pixiv」や「カクヨム」、
「小説家になろう」といった
小説投稿サイトに、自身の作品を載せて
デビューを目指します。

サイトから直接SNSなどで作品の宣伝を
行えたり様々な手法がとれるうえ、
ランキングなどで自身の実力を可視化
しやすいです。

また閲覧数や評価の高い作品は、
書籍化する確率が高いです。
これらのサイトが小説家デビューの公募を行ったりしています。

https://twitter.com/syosetu/status/1481854187743121410
https://twitter.com/pixiv_shosetsu/status/1501052431094157314

小説家の専門学校に通う

文章を執筆する基礎から教えてもらえ、
プロによる添削や人脈作りなどを行えます。

専門学校経由で出版社に自身の作品を
売り込んで書籍化ができたり、
作家デビューのチャンスを多く作られています。

https://twitter.com/EXtaishu/status/987264199146455040
あかね
あかね

では、専門学校のメリットを見ていきましょう!

専門学校に通うメリット

上記で説明したように、
多くの専門学校は

「新人賞の受賞」を目指して

カリキュラムが組まれています。

新人賞は主に出版社が開催して
いますので、
受賞が小説家としてのデビューの定義
とされていることが多いからです。

それを踏まえて、専門学校へ通うメリットは
主に4つです。

  • 執筆の基礎を教えてもらえる
  • プロ視点からの添削をしてもらえる
  • 人脈作り
  • 兼業となる仕事の紹介をしてもらえる

執筆の基礎を教えてもらえる

小説家にとって、最も欠かせないスキルが
3つあります。

  • 文章力
  • 表現力
  • 創造性

まず
正しい日本語で語彙を磨き文章を書く力、
読者に想像をさせるための表現力、
そして、
他の小説とは違うという独自の創造性
といったスキルです。

間違った日本語の使い方や文法などは
自身ではなかなか気づきにくいもの。

文章を日ごろから書くようなことがなかった
全くの未経験から、これらを個人で養ったり
訂正していくことができるようになるには、
だいぶ時間がかかります。

その点、専門学校では、これらを基礎から
講師陣に丁寧に教えてもらえるため、
習得の時間を短縮することができます。

プロ視点からの添削をしてもらえる

個人で小説を書いていると、
その文章が正しいか、
語彙は適切か、
もっとも良い表現方法なのか
わからなくなってきます。

特に練習にせよ授業にせよ、
小説を書き始めてしばらく経った頃は、
文章を書くときのクセのようなものが
出てきます。

それらが悪いものであるか、
個性として良いものであるかは、
第三者の判断がほしいところ。

クセを修正するか、
逆に個性として伸ばすよう努めていくかが
とても重要になってきます。

読者の感想を分析するのも良いですが、
プロならば判断が早いため今後の
見通しが早まります。

人脈作り

専門学校の最大の利点は、

同じ目標や切磋琢磨し合える仲間を
得られる

という点でしょう。

専門学校ならではの人脈というのは、
卒業してからも重宝します。

また業界のコネクションをもつ
専門学校では、編集者といった
出版業界からの生の声が聞けます。

現在どういう風潮の作品が好まれるのか、
傾向などを見聞きできるでしょう。
編集者の目線にも止まりやすく、
また直接関われるので、作家デビューの
チャンスが多いです。

兼業となる仕事の紹介してもらえる

専門学校を卒業したからと言って、
即デビューできるかと言うと
全く違います。

先にも言ったように、多くの専門学校は
「新人賞の受賞」を目指しています。


しかし、新人賞には学生はもちろんのこと、
一般人からの応募も多数あります。

年齢制限も学歴も、特に必要とされて
いないところが多く、また特殊な資格も
必要としません。

第45回『すばる文学賞』の応募数は
1251篇なのに対し、入賞はたったの2篇。
倍率で、およそ626倍です。

人気のライトノベル新人文学賞だと、
倍率は4桁を軽く超えていきます。

この狭き門をいかに通り抜けられるか、
が作家デビューを大きく左右するのです。

そのため卒業しても、小説家として
デビューできない確率の方が
圧倒的に高いです。

専門学校では、培った技術を活かしてゲームや
アニメのシナリオライター、
または映画の脚本家などの就職先を斡旋して
もらえたります。

こういった仕事は、小説家としてのスキルに
直結していますので、シナリオ作りや
構成力などを磨いていくのに、
とても有利です。

別の仕事のかたわら、小説家としてデビューを
目指すことができるようになるでしょう。

 

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専門学校に通うデメリット

時間と学費が高い

専門学校に通うとなると、
最短でも2年
拘束されてしまいます。
授業も週五回のところが多いため、
ほぼ毎日通わなくてはなりません。

そのうえ学費が、
相場として250万円ほど
かかります。

たとえば、
大阪アミューズメントメディア専門学校の
ノベルス文芸学科では、
2年制で週五回授業を行い、
学費は以下の通りになります。

初年度 入学費 授業費 施設設備費 演習実習費 合計
  10万円 85万円 23万円 10万円 128万円
次年度   授業費 施設設備費 演習実習費 合計
    85万円 23万円 10万円 118万円
合計 10万円 170万円 46万円 20万円 246万円
あかね
あかね

学費サポートや各種制度のある学校もあるので、通いたい学校があればチェックしましょう!

そもそも取り扱っている学校が少ない

「小説家を目指す」という学科ができたのは
ここ最近の話であり、あまりメジャーな学科
とは言いづらいのが現状です。

ですので、多くは都市部に行かなければ
ならなくなるでしょう。


また書きたいジャンルによっては、
カリキュラムに組み込まれて
いなかったりします。

純文学が書きたいのに、
ライトノベルやSF小説がメインの
カリキュラムを受けても
モチベーションは下がってしまいますよね。


学科で何を学びたいか、を明確にして
受けられるカリキュラムを見直していく
必要があります。

意外と個人でなんとかなってしまう

最大のデメリットは、

上記で紹介したメリットの殆どが
「頑張れば自分でどうにかできてしまう」


という点でしょう。

先にも申した通り、
小説家になるのに、正解の道はありません。

スキルを磨くためなら、ひたすら小説を
書いてサイトなどに投稿し、読者の感想や
講評を分析していけば良いですし、
仕事をしながら作家を目指すのも
珍しくありません。

今では小説を書くための
ワークショップなどもありますので、
人脈作りもネットさえあれば意外と
なんとかなってしまいます。

しかし、上記メリットにあるように

素人目線ではわかりにくい文章の
訂正だったり、業界の伝手や
情報得るといった、独学ではどう補えば
いいかわかりづらいところ

カバーするためにプロが揃っているのです。

いうなれば専門学校は、

「独学でやらなければならない、でも
補いきれない、という悩みを
多く肩代わりしてくれる場所」


ということです。

小説家のおすすめ専門学校

このように、専門学校に通わずとも
独学で小説家になることは可能です。

専門学校におすすめなのは、

  • 基礎の基礎から執筆を教わりたい
  • 個人では集めにくい業界の情報や伝手を得たい
  • 素人判断では難しい、プロ視点の添削をしてほしい
  • 新人賞の受賞を目指している

という方々となります。

それでは最後に、小説家の学科がある
専門学校を3つ紹介いたします。

東放学園映画専門学校

https://www.youtube.com/watch?v=Vtqgy01V-vE

テレビ局のTBS(東京放送)が設立した
東放学園の分校です。

エンターテイメント専門の学園ならではの
小説家、ライトノベル作家、
またはゲームシナリオライターなどを
育成する小説創作科があります。

2年制で、授業では文章や原稿の書き方、
ストーリー構成、キャラクター設定、
情景描写など、作家として必要な
テクニックを基礎から習得することができます。

大阪アミューズメントメディア専門学校

大阪アミューズメントメディア専門学校 | AMG


関西大手のエンターテイメント専門学校です。
ノベルス文芸学科があり、著名な小説家を
多く輩出しています。

一般文芸はもちろん、ライトノベルや
小説、児童書などを手掛けています。
しかし、どちらかというと
ライトノベルの印象が強いです。

また優秀な学生作品を多く出版もしており、
在学中のデビューもありえるかもしれません。

専門学校デジタルアーツ東京

https://twitter.com/dat_ikebukuro/status/1503280383386738690

ノベルス・シナリオ学科があり、
ノベルス専攻では、ライトノベル、小説、
編集者を目指します。

プロの講師から実践的な文章作成や
技術指導、学校や講師を通じて
ライターとしての仕事を実際に体験
できます。

また、通常授業以外に特別講師を招き
講演や説明会も頻繁に行って
いるそうです。

まとめ

はっきり言ってしまえば、

専門学校に通わずとも、
小説家になる道はたくさんあります。


しかし、小説というものは
いざ書いてみようとすると、
多くのスキルやテクニックが要求
されます。

独学でそれを修めるための時間を
捻出するのが難しい、
むしろなにから始めたらいいか
わからない、

という方もいるでしょう。

専門学校はそういう未経験から
小説家を目指すための出発地点
なのです。

自身が何を書きたいか、
どうして小説家になりたいか。


これらを明確にして、
ぜひ検討してくださいね。