売れない声優の生活は悲惨?売れる声優に近づくための3ステップ

※プロモーションを含みます。

10万人いる声優の中から、
食べていける声優はおよそ100人、
と言われるそんな時代です。

念願の声優事務所に所属できても、
そこから先を考えていかなければ、
待っていてもお仕事は回ってきません。

声優とは人気商売ですので、
仕事がなければ、あっという間に
埋もれてしまい、生活ができません。

「憧れの声優になれたのに、
収入がなくて生活ができないから、

すぐに引退しなければならなくなった。」

なんてことになったら、
もったいないですよね。

そうならないためには、
しっかりとした環境づくりが必要ですよね。

準備や心構えが早ければ早いほど、
将来の負担が減っていくものです。

ここでは
売れない声優の生活と、
売れる声優に近づくための3ステップをご紹介いたします。

少しでも参考になれば幸いです。

 

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売れない声優の生活は悲惨?

一言で申し上げるなら、
「とても大変だ」
という認識で間違いありません。

あまりにお仕事がこなくて、
かつて生活保護を受けていた、なんて
きくことも。

声優はたしかに夢のあるお仕事ですが、
けっしてキラキラしたものだけではない
のです。

あかね
あかね

いわゆる下積み時代、と呼ばれる期間ですね

基本収入はバイト

デビューしたての新人は、
どんなに人気のアニメに出演しても、
主役級のキャラの声を当てたとしても、
1万5千円と相場が決まっています。

例えば1クール(3ヶ月)に毎週1回連続で
出演したとしても、
単純な計算でもおよそ4万円ほどの
稼ぎにしかなりません。


これでは、生活ができませんよね。

また新人を過ぎたとしても、
安定してお仕事が回ってくるわけではありません。

「先月は10件あったお仕事が、
今月は1件もない……」
なんてことも、ざらに起こるのです。

ですので、基本はバイトをしながら
声優のお仕事のチャンスを待つ、
という生活になっていきます。

特に日中は、突発的に声優の仕事が
入る可能性があるので、
居酒屋やコンビニ、工事現場といった
深夜バイトと併用して生活費を工面している方が多いです。

しかし、そういった深夜のバイトは
体力的、精神的にもキツイものです。
自身の体力などを鑑みて、
決して無理のない範囲で探してください。

事務所に所属してもお仕事がない

多くの声優志望者が目指しているのが
事務所への正所属です。

アニメやテレビなどで活躍するための仕事は、
事務所やプロダクションに所属しなければ
回ってきません。

しかし、運よく事務所のオーディションに合格し、
名実ともに声優になれたからといって
すぐにお仕事がもらえるわけではありません。

ただでさえ、声優は飽和状態にあると
言われているのです。

自分のほかにも事務所は多くの声優を
抱えており、役をつかみ取るために常に
熾烈なオーディションを行っています。

なかにはオーディションすら受けさせてもらえない、
ということもあるそうです。

所属したからと言って自己研鑽を怠ると、
あっという間に売れなくて引退、という事態になりかねません。

常に役作りを行わないと、すぐに仕事がなくなる

新人の期間も過ぎて、
さぁこれから稼げるか、と思った矢先、
自分とよく似た声の新人声優に役を取られてしまう、
という恐怖が常に起こるそうです。

上記のように、新人声優は相場が安いため、
似ている声ならば相場が安い方を雇いたい、
というのが制作側の本音です。

特に女性声優はもっと過酷で、
「20歳以上になったら仕事がない」
とも言われています。

自らの声に武器がない声優は、早々に仕事を取られていきます。

今、人気のある声優はたくさんいます。でもその人気がいつまでも続くことはありません。いつかは必ず旬が過ぎる。そのときに何が残るのかといったら、“力”だけです。

大塚明夫「声優として生き残れない若者の特徴」―東洋経済ONLINE

大物声優の一人として常に名前を挙げられる
大塚明夫さんは、こう語ります。

職の安定を求めて、過去に少しでも人気を
得た役とよく似た役をやっていきたい、
という考えが起こるそうです。

たしかに、私も仕事で自分が得意だと思うもの、
安定して続けていけると思うものは、
ずっと続けていきたいという気持ちがあります。

しかし、新しいことにも挑戦しないと、
ずっと同じ仕事しかできないですし、
だんだん飽きてきちゃいますよね。


周りの人たちからも
「あの人、あれしかできないの?」
「同じ仕事しかしないね」
と思われてしまいます。

安定した生活を送っていくためには
自らを常に追い込んで
新しい役作りというものを行っていかないと、
声は年齢とともにどうしても変わっていきます。

よく似た役ばかりを長年やっていくと、
声がいずれ追いつかなくなり、
若い声優にすぐにとって変わられ

それが生活に直結していきます。

安定した生活を送るためには

主に収録スタジオが都内に多いことから、
出身地が地方の場合、一人暮らしを始める方も多いです。

しかし、都内は地方に比べると物価や
家賃がやや割高のため、
生活費の工面は急務です。

都内で生活する上での貯蓄の目安などは
以下の別記事でありますので、
ぜひ参考になさってください。


上記にも記したように、
声優になれても当分の間は
基本アルバイト収入になります。

また声優の仕事は
突発的に行われることが多いです。

新人の頃は、数少ないチャンスですので
逃したくはないですよね。

そのため、時間の融通がきく仕事が
おすすめです。

深夜バイト以外で稼いだり、またはかけもちもしやすい
仕事を2つご紹介しますね。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、
企業または個人が、
インターネットを通じて仕事を
発注したり、募集を行ったりするための
WEBサービスのことです。


特にクラウドソーシングは、
昨今副業として注目を集めており、
ナレーションや簡単な声あてといった
お仕事もあります。

自由な時間で手軽に行いやすい、かつ
実績作りや練習にもなってまさに
うってつけです。

ただし、パソコンひとつあれば
手軽に行われやすい反面、
応募数もまた比例して多いものです。

条件の良い仕事はすぐになくなっていくので、
常に目を光らせておく必要があります。

動画編集

最近では、有名声優さんがゲーム実況を行ったり、
とても人気がありますよね。

多少の勉強やスキル獲得のために
時間が必要ではありますが、
継続的に続けられれば、
深夜バイトより稼ぐ方もいらっしゃいます。

動画編集をマスターすれば、
自身のサンプリングも作成しやすいので
マネージャーに売り込むときや
オーディションなどでも
有利になるかもしれません。

売れる声優に近づく3ステップ

声優は安定したお給料もなく、
我慢比べのような毎日を
覚悟しなければなりません。

では、どうすれば少しでも
売れる声優に近づけるでしょうか。

ここで売れる声優に近づくための3つのステップをお教えします。

  1. 具体的な将来のビジョンを立てる
  2. コミュニケーション能力の上達を目指す
  3. ハングリー精神をもつ

1 具体的な将来のビジョンを立てる

「売れる声優になるためにあなたが
今しなければならない30のこと」の
著者である音響監督・舞台演出家の
平光琢也さんは、一番最初の項目で

「3年後には売れろ」

と強い言葉で書いています。

今の芸能界のサイクルからいって、最低三年後ぐらいには売れてないと取り返しがつかないよ、という意味でものあり、また若ければ三年間ぐらいの下積みは我慢しなさい、という意味でもあります

「売れる声優になるためにあなたが今しなければならない30のこと」ー平光琢也

この3年後には自分はどうなっているのか、
どんな環境で仕事をしているのか、
または生活しているのかをうんと具体的に想像し、
言葉に出すことが重要なのだそう。

それに伴い、
「自分はどんなことができるのか」
「3年後には誰に取って代わるか」
を設計していくのです。

「3年後には○○さんの位置に私がいる!
そのための練習の仕方は…」

と、このように目標を筋道立てて
試行錯誤していくことで、
自身の方向性をマネージャーに示したり、
練習方法を変えていったりすることが
売れる声優に近づくための最短の道なのです。

あかね
あかね

昔から3年は我慢しろ、とはよく言いますけれど、普通の企業と違って芸能界の移り変わりは早いですからね…

2 コミュニケーション能力の上達を目指す

自身が内向的な性格をしているのなら、
コミュニケーション能力を伸ばす練習を
するべきだ、と声優に携わる人々は
口をそろえて言います。

たしかに、監督や演出家の指示で、
「何を求められているか理解できるか」
が大切なことでしょう。

それ以上に、
「現場の空気に合わせられるか」、
「気遣いができる人であるか」は、
次回も仕事をさせてもらえるかどうか、に直結します。


こんな話があります。

数々の人気キャラクターを演じてきた
山寺宏一さんは、ガチガチに緊張して
しまった新人声優さんをほぐすために、
本番前にわざとスマホのバイブレーションの
モノマネをしました。

周りを騒然とさせながらも
「ごめんね、でも似ていたでしょ?」と
ユーモアたっぷりに場を和ませた、という
エピソードです。

素敵ですよね。
実は、このようにとっさに空気が読める、
という能力が現場が一番求めているものなのです。

現場が求めている、ということは
お仕事の話が来やすい、ということにほかなりません。

円滑にお仕事を回すために、
自分はどのような役割をしたらよいか。


これは演じる役と同じくらい難しく、
また実行できる勇気はなかなか身につかないものです。

そういった意味で、
コミュニケーション能力の上達を目指す、
ということは、とても大切なものなのです。

ハングリー精神をもつ

個人的には、若手は皆もっと「主役がやりたい」「大きい役がやりたい」と望むべきだと思っています。本数ではなく、より大きな役を求めて戦うべきだと。

大塚明夫「声優として生き残れない若者の特徴」―東洋経済ONLINE

日本人の謙虚さと譲り合いの精神は、
美徳の一つではあります。

しかし、熾烈な椅子取りゲームでもある
声優の世界において、それは悪癖でしょう。


大塚明夫さんも、同じ声優であり
父である大塚周夫さんや先輩に
くっついてよく現場に行き、
一言二言、モブ役として
喋らせてもらっていたと言います。

それが、思わぬ仕事の一つにもつながるのだそう。

もし養成所や専門学校などに通っていたなら、
自分が目標とする先輩や先生に
絡んでいく勇気をだしてください。

時には図々しく、厚かましくなることも
必要だということです。

あかね
あかね

もちろん、最低限の礼儀や時と場合はよく考えてくださいね!

まとめ

  1. 具体的な将来のビジョンを立てる
  2. コミュニケーション能力の上達を目指す
  3. ハングリー精神をもつ

具体的な将来のビジョンを立てるときに
上記で説明した3年、というのは長いようで意外と短いもの。

しっかりとコミュニケーション能力をのばして、
ときには貪欲に役を求められるようになっておきましょう。

ぜひ売れる声優を目指してくださいね。

 

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