昨今のアニメブームにより、今違う仕事に就いて
いても「声優になりたい」と思う方は多く
いらっしゃいます。
いまや大人気職となった声優にぜひチャレンジ
したいと思っていても、ふと自身の年齢や
現在の状況を考えてしまうのが社会人です。
なんの気構えもなしに挑戦して、
後戻りができなくなるのは
とても恐ろしいことです。
ここでは、社会人が声優を目指すための課題と
必要な心構えをご紹介します。
現在の仕事との両立が可能なのか、
声優を目指すための押さえるべきポイントは
なにか、参考になれば幸いです。
2年間でプロになる
～声優を目指す最短ルート～
目次
社会人は声優になれるのか
結論から申し上げると、
答えは「はい。」です。
声優という職業には年齢制限はありません。
ディズニーの名作「アラジン」のヒロイン、
ジャスミンを演じられた麻生かほ里さんは
かつて日本銀行に勤めていました。
他にも「おじゃる丸」アオベエ役の
一条和矢さんなど、企業に勤めながら
声優養成所に入所し、夢を叶えた
有名声優さんたちが「年齢は関係ない」
と証明してくれています。
また若い声優には難しい社会経験の
ある声は、意外と需要が多いものです。
声優には幅広いジャンルがありますから、
目指すべき声優のビジョンをしっかりと
作り上げておくことが大切です。
社会人が声優を目指すための課題
社会人でも未成年でも、声優になる方法は
たいてい
- 養成所、専門学校に入所する
- オーディションに合格する
といったパターンが定番です。
どちらを目指すにせよ、合格するには、
たいていの努力ではかないません。
そのうえ年齢もいった社会人が、
声優を目指すのならば、
クリアすべき問題点がいくつかあります。
- 養成所などに通うなら年齢制限がある
- 収入の不安定さ
- リスクの高さ
1 養成所などに通うなら年齢制限がある
声優は「若さ」というアドバンテージを重要視する
ことが多いです。
年齢が高いと声の高さも質も安定してくるので、
演じる役の幅が狭まってきます。
また近年、声優の仕事の幅が大きくなった
こともあり、養成所や専門学校には
年齢制限が設けられている場合があります。
職に年齢制限はありませんが、業界として
「若ければ若いほど良い」
という風潮が強いのです。
2 収入の不安定さ
声優の収入の不安定さは、声高に言われています。
しかし、企業に勤めながら声優を目指すのは、
はっきり言ってとても難しいです。
企業に勤めながら養成所まで通うことは可能でも、
声優として仕事を取ろうと思ったとき、
勤めている企業よっては、雇用条件に
抵触する可能性があります。
また、声優は決まった仕事時間がないため、
降ってわいたように
「明日、明後日で来てほしい。」と
突然呼ばれることも。
勤めている会社の雇用条件や人事の情報、
自分の今の有給消化率や収入を鑑みて、
中途半端は決して行わないようにしましょう。
勤め先とギクシャクした関係には、なりたくないですよね…
3 リスクの高さ
声優は1000人に1人がなれるかどうか、
という狭き門です。
上述した収入の面から一念発起して
企業を退職し、声優になったとしても、
その後仕事が続くかどうかの確証は
ありません。
若い人はそこから選択肢を出すことも
可能ですが、年齢がいった社会人だと
難しい面があるのも事実。
リスクの高さと見合っているかを
自覚しておきましょう。
社会人が声優になるための心構え
社会人から声優を目指すのは、
不可能ではありませんが、
さまざまな課題が重くのしかかってきます。
しかし、一度きりの人生です。
リスクも収入面も覚悟したうえで
夢を諦めたくない、
と思う方もいらっしゃるでしょう。
では、社会人が声優になるための
3つのポイントを押さえておきましょう。
- ジャンルを絞る
- 時間の使い方に気を付ける
- 自身しかない武器を考える
ジャンルを絞る
子供が見るということもあって、アニメは
新人などの若い声優が採用されやすいのですが、
逆に洋画などの映画の吹き替えや
硬派な番組のナレーションは、安定した
大人の声優が起用されることが多いです。
声優に年齢制限はないものの、
目指すジャンルによって
年齢の幅が決まっていると言っても
いいでしょう。
ですので、現在の年齢から自身が
できるジャンルをよく再考することが大切です。
時間の使い方に気を付ける
声優を目指す時期が遅いということは、
それだけ勉強やトレーニングも遅れています。
あれもこれもとやりたくなるのはもっともですが、
働いている場合はそのせいで支障が出てはいけません。
トレーニングの時間、勉強の時間、
そしてきちんと休息をとる時間を持ちましょう。
タイムマネジメントやタスク処理など、時間の有効活用についての参考動画です。
普段から使えますので、ぜひ参考になさってください!
自分にしかない武器を考える
大勢のライバルがひしめく中で声優として
生き残っていくために、
個性的でオリジナリティーのある自分の武器を
作っておきましょう。
声優にはなにかしら自分の武器をもっているものです。
自身にしかない声の特徴だったり、
完成度の高い演技であったり、
事務所やオーディションの審査員に
「これは!」と思わせることが
成功するための大きな鍵です。
社会人が声優になるには、相当の努力と覚悟が必要
社会人であろうが未成年であろうが、
声優という人気職に就きたいのなら、
相当の努力と覚悟が必要です。
しかし、社会人からだと声優を目指す
未成年の数倍は努力をしなければなりません。
ここで行動できる力があるかどうかで、
声優を夢で終わらせるか、
はたまた現実となるかが決まります。
日々の練習を怠らず、しっかりと目標に向かっていきましょう。
まとめ
社会人から声優になるには、
並大抵ではない覚悟と努力が必要となります。
心構えとして、下記の3つのポイント
ぜひこれらを参考になさってくだされば
幸いです。
社会に出た経験は得難いもので、
そういった経験を武器として成功した声優も大勢います。
自分が行えることを一つずつクリアして、
目標に向かって進んでいきましょう。
2年間でプロになる
～声優を目指す最短ルート～
