一昔前の声優はセリフやナレーションを担うことが仕事でした。
ですが最近は歌を歌う仕事もありますよね。
声優の皆さんの歌がうますぎて、おもわずうっとりしてしまいます。
でも声優って音痴だと難しいんじゃないかしら?
音痴でもなることはできるよ!
ただ、歌唱力がある方が仕事の幅が増えるんだ。
なるほど!絶対に音痴だとダメだと思ってたわ。
声優と歌唱力の関係性と
音痴の場合の対処法について説明していこう。
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目次
1.そもそも歌唱力ってなに?6つの定義とは
歌唱力は、
・歌唱力を決定づける「音程」
・広ければ広いほど幅広い表現ができる「音域」
・自分の声を観客に届ける「声量」
・歌唱力の縁の下の力持ち「リズム感」
・歌い手によってその歌の表現を変える「個性」
・ビブラートなどの「歌唱技法」
の6つで構成されます。
なので、これらの逆のことを音痴ということですね。
歌唱力をよくしたいけど、条件が多すぎるわね…。
そこまで気にする必要はないんだよ。
実は、歌がうまくない声優もいることをご存じでしょうか?
音痴でも活躍できる声優もいると希望が持てませんか?
また、歌唱力を高めるのではなく
音痴を治す方に焦点を当てればよいでしょう。
その音痴にも種類があって、
それぞれ原因や対策方法があるので次で見ていきましょう。
2.音痴の原因
音痴とは音程や調子が外れて歌を正確に歌えないことです。
更に言うと、音痴にも2種類があるのをご存じでしょうか。
ここでは、2つの音痴について紹介していきます。
自分に当てはまる音痴はどちらか考えながら見てくださいね。
1.音痴の種類
1.運動性音痴
運動性音痴は、自分が出す音をコントロールできない音痴のことです。
この場合は耳で正しい音かどうか聞き分ける能力はあります。
「この音程を出したい」と思っても、
その通りの音程を出せない音痴のことです。
高校生の頃、友人が歌を歌っていたのですが、
それがあまりにも音を外していて
本人にそれを伝えたことがあります。
しかし、
「そこまで下手じゃないと思うんだけど」
と聞き入れてもらえなかった過去があります。
その後、自分の歌声を録音して聞いてみたみたいで、
「私すごく音外してた!」
と報告に来てくれました。
自分が正しい音を発声できているかは分かるということですね。
なので友人は運動性音痴ということです。
2.感覚性音痴
感覚性音痴は、
音程のずれやリズムの音を聞き取る力そのものが弱い音痴です。
聴こえる音の音程やリズムなどが正しいのか判断できないため、
治すのが難しい音痴と言われています。
脳に何らかの異常がある場合もあり、
専門家によって治療することも必要な場合もあるそうです。
正しい音を聞き分ける能力の有無で音痴のタイプが決まるのね。
2.音痴は遺伝しない・環境によるもの
音痴は育ってきた環境によるものが大きいと言われています。
テレビやYouTubeなど、昔に比べて音楽を聴く手段が多くあるので、
子どものころから正しい音程やリズムなどを聴いて育つ人もそれだけ多くいます。
現代では音痴の人は少ないということです。
3.声優になるには歌唱力も必要なのか
結論から言うと、歌唱力がなくても声優になることはできます。
しかし、歌唱力はあるに越したことはないどころか、
歌唱力があるために仕事の幅が広がることもあります。
では、歌唱力を使ってどのように仕事が増えるのでしょうか?
1.声優が歌う場所も多くなっている
今の声優はライブやイベント、アニメの中などで歌う機会も多くなってきました。
歌えない人より、歌える人の方が活動する場所の幅も広がり、
声優の仕事も多くいただけることは想像ができます。
2.表現の幅が広いと歌唱力も高い
歌唱力の定義の中で「個性」という項目がありました。
これは、表現力とも言い換えられます。
よく、俳優や女優などで、演技がうまい人が話題になることがあります。
あの演技・表現の上手さは、本人の人生経験から来るものだと
誰かが言っていました。
それと同様に、歌うというのも1つの表現でもあります。
表現の幅が広い声優は、歌唱力があるということにも繋がってきます。
3.音痴を理由に仕事を選別すると仕事がもらえなくなるかも
声優はナレーションを読み上げたり、
アフレコしたりするのが仕事のメインです。
また、アニメに出演しない声優もいますが、
以上のことから、声優になるため、歌唱力は必須条件ではありません。
ですが、声優には歌を歌う仕事があるのも事実。
「私は音痴だから…」と言って、歌う仕事を引き受けないのは、
自分から仕事のチャンスをつぶしていることになります。
オーディションの審査対象が歌とダンスだけ、
なんてアニメも存在しているようです。
音痴が理由で仕事を絞ってしまうと、
後からもらえる仕事にも影響するでしょう。
たとえ音痴でも、音痴を改善するようにする姿勢・努力が大事です。
以上3つ説明しました。
これらのことを踏まえると、音痴のせいで声優業に少なからず影響がありそうですね。
以上から、歌唱力はあった方がいいことが分かります。
4.音痴の対策、歌唱力を付けるにはどうすればいいの?
音痴を治した方がいいと分かったところで、
音痴を治す方法を3つ紹介します。
手っ取り早く取り掛かれる方法から参考に試してみてください。
1.基本は声優の勉強でOK
先述した6つの歌唱力のポイントは、声優に必要な要素でもあります。
この理論でいくと、声優の勉強をすれば歌唱力もついてくるということです。
ほとんどの声優養成所は、歌やダンスレッスンをしているので、
養成所にいる間に努力をして治せる可能性はありそうです。
2.ダンスやボイトレで歌唱力を上げる
ボイストレーニングでは
「音程」、「音域」、「声量」、「歌唱技法」を、
ダンスでは「リズム」を習得することができます。
特にボイストレーニングは、歌を歌うことと役者向けの2種類があり、
どちらも声優に欠かせない要素ですね。
できれば両方通うことをおすすめします。
3.たくさんの作品に触れる
「表現の幅」について先述しましたが、
経験を手っ取り早く身に着ける方法として、
「芸術に触れる」という方法があります。
芸術と言えば、ミュージカルや絵画などが思い浮かびますが、
映画や音楽、漫画を嗜むことも芸術に触れる例です。
また、声優としての個性が伸びて、
声優としての仕事にもいい影響を及ぼしてくれるでしょう。
4.友達に音痴を治すのを手伝ってもらう
個人的におすすめなのが、
友達に音痴を治すのを手伝ってもらうことです。
友達にも自分の歌声を聴いてもらえたら、
そもそも音痴かどうかを教えてくれます。
友人も私に音痴を指摘されなかったら
自分が音痴だと知らずに過ごしていたことでしょう。
また、治していく段階でも、
「前よりうまくなっているよ」
と音痴が治っている実感が持てると、練習にも身が入ります。
特に、声優を志す友達なら、
お互いを高めあえるので尚良いですね。
分かりやすい対策法で、今からでもできますね。
まとめ
1.歌唱力とは、「音程」「音域」「声量」「リズム感」「個性」「歌唱技法」で決まる。
2.音痴とは「運動性音痴」と「感覚性音痴」の2種類がある
3.色々な観点から、声優として活躍するには歌唱力は必要
4.歌唱力を身に着ける方法は「声優の勉強をする」「ダンスやボイトレで鍛える」「芸術に触れる」「友達の協力を得る」
でした。
音痴が治らなくて不安だ…と感じている人もいるでしょう。
しかし、歌唱力を付けることはとても大切なことですが、
音痴でも声優をすることはできます。
しかし、歌唱力を上げることで頂ける仕事が増えるのも事実。
プレッシャーを感じにくくするために、
周りの人よりちょっと上手くらいを目指すくらいの感覚で治していくといいでしょう。
声優界で一番歌が上手になることはとても難しいですが、
周りの人よりちょっと上手になることはそこまで難しくないと思います。
音痴を治して、より幅広く活動できる声優を目指して頑張ってくださいね。
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